ワーク マイスター L1(WORK MEISTER L1)は、太い6本スポークと深いアウターリムを組み合わせたWORKの3ピースホイールです。
現行のMEISTER L1 3PIECEは18インチと19インチを展開。ディスクタイプやインセットを選択することで、車両に合わせたリム深さを検討できます。
ただし、リム幅が同じでも、ディスクの違いによってリム深さや装着位置が変わることには注意が必要です。例えば18×9.0Jの場合、WORK公式のサイズ表にはリム深さ45mmから83mmまでの組み合わせが掲載されています。
また、現在はジムニーやランドクルーザー向けの「MEISTER L1 1PIECE SUV」も販売されており、名称は似ていますが構造が異なります。
この記事では、WORK公式資料をもとにL1 3PIECEのサイズ、ディスクと深リムの関係、2026年の価格改定、カラーオーダーを整理します。さらに、GR86の実車装着例を取り上げ、購入前に確認したい点も解説します。

ワーク マイスター L1は3PIECEとSUV用1PIECEで構造が違う
最初に区別しておきたいのが、MEISTER L1 3PIECEとMEISTER L1 1PIECE SUVです。
どちらもWORK MEISTERシリーズの6本スポークですが、構造や対応サイズは異なります。
| 項目 | L1 3PIECE | L1 1PIECE SUV |
|---|---|---|
| 構造 | 3ピース | 鋳造1ピース |
| インチ設定 | 18・19インチ | 16・18インチ |
| スポーク | 6本 | 6本 |
| リム構造 | 別体アウターリム | 一体構造 |
| 主な用途 | スポーツカー・カスタムカー | 4WD・SUV |
| カスタムオーダー | リム・カラーなどに対応 | 公式製品ページでは非対応 |
3PIECEはアウターリム、インナーリム、ディスクを組み合わせる構造です。車両に合わせてインセットやディスクを選ぶことで、幅広い仕様を検討できます。
一方、L1 1PIECE SUVはSUV向けの専用設計です。ジムニー、ジムニーシエラ、ジムニーノマド、ランドクルーザー250・300などを想定したサイズが用意されています。
例えば、SUV版には次のような設定があります。
| サイズ | WORKが案内する主な対象 |
|---|---|
| 16×5.5J +20 | ジムニー |
| 16×5.5J ±0 | ジムニーシエラ・ノマド |
| 16×6.0J -5 | ジムニーシエラ・ノマド |
| 18×8.5J +52 | ランドクルーザー250・300 |
※上記はモデルのサイズ設定例です。車種・型式・グレードごとの最終的な適合を保証するものではありません。
ジムニー用のL1を探している場合は、WORK公式のMEISTER L1 1PIECE SUV製品情報を確認してください。
以下では、18・19インチのMEISTER L1 3PIECEに絞って解説します。
ワーク マイスター L1の深リムはディスクとインセットで決まる
MEISTER L1 3PIECEの大きな特徴は、ディスクの外側に広がるアウターリムです。
ディスク外周のピアスボルトと深いリムが組み合わさることで、6本スポークの立体感が強調されます。

ただし、J数を太くすれば必ず希望する深リムになるわけではありません。
WORKのサイズ表では、同じ18×9.0Jでもディスクタイプとインセットによってリム深さが異なります。
18×9.0JのAディスクとOディスクを比較
WORK公式サイズ表から、18×9.0Jの設定を抜粋しました。
| サイズ | ディスク | インセット | リム深さ |
|---|---|---|---|
| 18×9.0J | A | +44 | 45mm |
| 18×9.0J | A | +31 | 58mm |
| 18×9.0J | A | +19 | 71mm |
| 18×9.0J | A | +6 | 83mm |
| 18×9.0J | O | +52 | 45mm |
| 18×9.0J | O | +39 | 58mm |
| 18×9.0J | O | +27 | 71mm |
| 18×9.0J | O | +14 | 83mm |
※WORK公式サイズ表の設定例です。P.C.D.やディスクの条件によって選択できる仕様が異なります。
ここで注目したいのは、Aディスクの+19とOディスクの+27です。
どちらもリム深さは71mmですが、インセットには8mmの差があります。
つまり、同じ18×9.0Jでリム深さが同じでも、車体に対する装着位置は同一ではありません。
さらに、リム深さ83mmを希望する場合、Aディスクでは+6、Oディスクでは+14という組み合わせになります。
こうした差があるため、深リムを狙う際には、J数とインセットだけでなく、ディスクタイプも含めて選ぶ必要があります。
Oディスクは深リム向け、L・R・Tは大型キャリパー対応
MEISTER L1 3PIECEには複数のディスクタイプが用意されています。
| ディスク | WORKの仕様区分 |
|---|---|
| A | STANDARD |
| O | DEEP RIM |
| L | BIG CALIPER |
| R | BIG CALIPER |
| T | BIG CALIPER(19インチ設定) |
Oディスクは深いリムを確保するための仕様ですが、必ずしも大型キャリパーに対応するわけではありません。
例えば、純正ブレンボや社外ビッグブレーキキットを装着している車両では、スポークの裏面とキャリパーが接触する可能性があります。
一方、L・R・Tディスクは大型キャリパーを考慮した形状ですが、すべてのブレーキに干渉しないことを保証するものではありません。
また、キャリパーだけでなく、車両側のハブ高さにも注意が必要です。
WORK公式のサイズ表には、センターキャップ付近のハブ高さクリアランスも記載されています。車両のハブ形状によっては干渉する場合があるため、確認が必要です。
ワーク マイスター L1で深リム仕様を選ぶ場合は、まず装着できるディスクタイプを確認し、その範囲でリム深さを決めることが重要です。
詳しい設定は、WORK公式のMEISTER L1 3PIECEサイズスペックで確認できます。
MEISTER L1 3PIECEは18・19インチを設定|17インチはない
WORK公式の現行製品情報で、MEISTER L1 3PIECEは18インチと19インチの2種類です。
| 項目 | 18インチ | 19インチ |
|---|---|---|
| リム幅 | 7.0J~16.0J | 8.0J~16.0J |
| 構造 | 3ピース | 3ピース |
| リム形状 | NORMAL | NORMAL |
| ディスク | A・O・L・R | A・O・L・R・T |
| 標準カラー | MSL・MGM | MSL・MGM |
18インチでは7.0Jから16.0J、19インチでは8.0Jから16.0Jまでの幅広いリム幅が設定されています。
なお、WORK USAの製品概要では18×8.0Jからと案内されていますが、詳細サイズ表には18×7.0Jも掲載されています。国内で7.0Jを検討する場合は、日本向けの最新仕様と受注条件を確認してください。
また、現行L1 3PIECEに17インチの設定はありません。
17インチでWORK MEISTERシリーズを希望する場合は、S1 3PIECEやM1 3PIECEなどが比較対象になります。
5本スポークのS1については、当サイトのWORK MEISTER S1の構造・サイズ・深リムを解説した記事で紹介しています。
4H・5Hの特殊P.C.D.にも対応する
MEISTER L1 3PIECEは、一般的な5H-100や5H-114.3だけでなく、特殊P.C.D.にも対応しています。
18インチの公式仕様では、Aディスクに4H-98~114.3、5H-98~120.65、Oディスクに4H-98~114.3、5H-98~130の範囲が案内されています。
19インチでも5穴の特殊P.C.D.が用意されています。
ただし、この範囲内のすべての穴数・P.C.D.・ディスクの組み合わせが選べるわけではありません。
また、P.C.D.が一致するだけでは装着できるとは限りません。ホイールの取付面、ハブ形状、ブレーキキャリパーとのクリアランスも確認が必要です。
GR86にMEISTER L1を装着した実例|18×11.0Jはワイドボディ仕様
ワーク マイスター L1の装着例として参考になるのが、XENO JapanのGR86(ZN8)デモカーです。
横浜ゴムが公開している装着ギャラリーでは、前後ともに18×11.0JのMEISTER L1 3PIECEが使用されています。

| 項目 | 装着内容 |
|---|---|
| 車種 | トヨタ GR86 ZN8 |
| ホイール | WORK MEISTER L1 3PIECE |
| フロント | 18×11.0J |
| リア | 18×11.0J |
| タイヤ | ADVAN NEOVA AD09 |
| タイヤサイズ | 前後285/30R18 |
| 車両仕様 | XENO Japan GT-Spec ワイドボディ |
この装着例で重要なのは、純正フェンダーのGR86ではないことです。
公開された車両仕様では、フロント約5cmワイド、リア約8cmワイドのフェンダーを含むエアロキットが装着されています。
つまり、18×11.0Jというサイズは、ワイドボディ仕様に合わせた装着例です。
純正フェンダーのGR86やBRZに同じサイズを装着できる根拠にはなりません。
また、装着例に記載されているのはインチとJ数であり、インセットやディスクタイプの詳細は確認できません。
そのため、装着事例の写真だけを参考にしてサイズを決めることは避けたほうがよいでしょう。
実際の車両は、横浜ゴムのXENO Japan GR86装着ギャラリーで確認できます。
ワーク マイスター L1の価格|2026年は3ピース製品が値上げ
WORKは2025年11月10日、2026年1月5日受注分から3ピース製品を一律税込11,000円値上げすると発表しました。
そのため、過去のカタログや販売店記事に掲載された価格を、そのまま現在の価格として扱うことはできません。
2026年10月に確認できた国内販売店の掲載価格例は次のとおりです。
| サイズ | 販売店掲載価格(税込・1本) |
|---|---|
| 18×7.0J | 97,240円 |
| 18×7.5J | 98,175円 |
| 18×8.0J | 99,110円 |
| 19×8.0J | 110,330円 |
| 19×8.5J | 111,265円 |
| 19×9.0J | 112,200円 |
※タイヤショップZEROの掲載例です。メーカー希望小売価格ではありません。価格は販売店の条件、サイズ、仕様、購入時期によって変動します。
WORKの価格改定については、WORK公式の2026年製品価格改定のお知らせで確認できます。
楽天市場で取扱状況や実売価格を比較する場合は、楽天市場でWORK MEISTER L1の価格を確認するから調べられます。
購入する際には、ホイール1本の価格なのか、4本セットなのか、タイヤ付きセットなのかを必ず確認してください。
マットシルバー・マットカーボンとカスタムオーダー
MEISTER L1 3PIECEの標準カラーは、マットシルバー(MSL)とマットカーボン(MGM)の2種類です。
マットシルバーは6本スポークの面構成が見えやすく、バフアルマイトリムとの組み合わせで金属的な質感を生かせます。

一方、マットカーボンはディスク部分が暗くなるため、明るいアウターリムとのコントラストが強くなります。

また、WORKのカスタムオーダーを利用すると、標準色以外のディスクカラーやリムアレンジも検討できます。
2026年のリムカラー変更料金
WORKの2026年カスタムオーダープランには、次のような料金が掲載されています。
| オプション | 18インチ | 19インチ |
|---|---|---|
| ブラックアルマイトリム | +16,500円 | +18,700円 |
| マットブラックアルマイトリム | +16,500円 | +18,700円 |
| ブロンズアルマイトリム | +16,500円 | +18,700円 |
| インナーリムのブラックアルマイト仕様 | +6,600円 | +7,700円 |
| 指定範囲のセミオーダーペイント | 価格アップなし | 価格アップなし |
※税込・1本あたりのオプション料金です。仕様ごとに選択条件や組み合わせ制限があります。
ワーク マイスター L1は、同じ6本スポークでもディスクカラーとリム色の組み合わせで外観が変化します。
標準のバフアルマイトリムを生かすとリムの存在感が強くなり、ブラック系のリムを選ぶと全体を暗めに仕上げられます。
ピアスボルトにもチタンコート、ゴールド、ブラックなどのオプションが用意されています。
対応する仕様と料金は、WORK公式2026年カスタムオーダープランで確認してください。
MEISTER L1の重量は何kg?実測値と公式仕様は区別する
「ワーク マイスター L1 重量」という検索需要もありますが、3PIECEの重量をひとつの数字で示すことはできません。
今回確認したWORK公式の製品情報とサイズ表では、L1 3PIECEの全サイズについて実重量を一覧にした数値は確認できませんでした。
3ピース構造では、リム幅、ディスク、リムの組み合わせによって仕様が異なります。
例えば18×9.0Jの実測値を見つけても、18×11.0Jや19×10.0Jにそのまま当てはめることはできません。
また、SUV向けのL1 1PIECE SUVは構造が違うため、重量情報を混同しないよう注意が必要です。
重量を重視する場合は、インチ、J数、インセット、ディスクタイプを指定してWORKまたは販売店に問い合わせることをおすすめします。
MEISTER L1を注文する際はセンターキャップとディスク仕様にも注意
MEISTER L1 3PIECEの注文では、インチ、J数、P.C.D.、インセットのほかに、ディスクタイプの確認が必要です。
特に大型ブレーキを装着している車両では、希望する深リムとキャリパークリアランスが両立できるかが重要になります。
また、WORK公式によると、センターキャップは標準付属ではなくオプションです。

センターキャップには種類があり、P.C.D.98~110用にはタイプA、P.C.D.112~130用にはタイプBが案内されています。
写真にセンターキャップが装着されていても、購入するホイールに同梱されているとは限りません。
カラーオーダーや特殊仕様では納期が変わる場合もあるため、注文前に販売店へ確認するとよいでしょう。
ワーク マイスター L1を選ぶうえで重要なのは、希望する深リムの見た目だけでサイズを決めないことです。

同じ18×9.0Jでもディスクタイプによってリム深さとインセットが変わります。車両側の条件に適したディスクを確認したうえで、希望するリム深さやカラーを選ぶことが、購入後のトラブルを避けるための基本になります。
購入前には、WORK公式のMEISTER L1 3PIECEサイズスペックで希望する仕様を確認してください。
販売状況については、楽天市場でWORK MEISTER L1の取扱商品を確認することもできます。
WORKのほかのモデルと比較したい方は、当サイトのWORKホイールの記事一覧も参考にしてください。

