ENKEI PF06の重量・サイズとフェイスの違い|ロードスターの選び方も解説

ENKEI PF06の重量・サイズ・フェイス比較を紹介するフェアレディZ RZ34のアイキャッチ画像 ENKEI

エンケイ PF06(ENKEI PerformanceLine PF06)は、90年代を思わせる6本スポークと段差のあるリムを組み合わせたスポーツホイールです。15〜19インチが設定されていますが、購入時に大切なのはインチだけではありません。同じ18インチ8.5Jでも、インセットやP.C.D.によってフェイス形状、選べる色、メーカー公表重量が異なります。

この記事ではメーカーのサイズ表をもとに、その違いを具体例で整理します。ロードスターやGR86などに装着を検討する際に確認したい点、価格、センターキャップ、PF05・PF07との選び分けも紹介します。価格と設定は変更されるため、注文前に販売店と最新のメーカー資料を確認してください。

楽天市場でENKEI PF06の価格と販売サイズを確認する

エンケイ PF06はどんなホイール?6本スポークとステップリムの組み合わせ

PF06はPerformanceLineシリーズの1ピースホイールです。ENKEIは90年代のデザインを思わせるシャープな6本スポークと、段差を設けたステップリムを特徴として挙げています。スポークの本数が少ないため、それぞれの線の太さや、中心から外周までの形が見た目に表れやすいデザインです。

グレーのフェアレディZ RZ34にENKEI PF06を装着した斜め前方の写真

ステップリムは外周部分に段差を設けた形状で、リムとスポークの境目を視覚的に際立たせます。深いリムが別パーツとして組み付けられた2ピース製品という意味ではありません。PF06は1ピース構造であり、リムを後から交換して深さを変更することもできません。

メーカーはステップリムの軽量性・剛性・強度に言及しています。ただし、この説明だけで他社製品より軽い、衝撃に強い、乗り心地が良いといった順位づけはできません。比較するなら同じサイズ、負荷条件、製品規格を揃えた情報が必要です。

スポークにはH CROSS SPOKEと呼ばれる加工が使われます。メーカーは応力の比較的小さい部分を削ることで、強度と剛性を考慮しながら軽量化を図ったと説明しています。スポーク側面の立体感にもつながりますが、加工の有無だけで実際の走行性能を数字として比較することはできません。

ENKEI公式のPF06製品ページでは、構造、フェイス別画像、サイズ表を確認できます。以下の数値は公式掲載情報からの抜粋で、全サイズの在庫を保証するものではありません。

18インチ8.5Jでもフェイスが違う:注文前に見るべき具体例

PF06を写真で選ぶときに気を付けたいのがフェイスです。FはFront、MはMiddle、RはRearというデザインの区別で、名前だけで前輪専用・後輪専用と判断するものではありません。設定された寸法の中から、車に合うものを選びます。

公式表には18×8.5J・5H100の例として、インセット+48のFフェイスと、+45のMフェイスがあります。メーカー公表重量の表記も前者が8.9kg〜、後者が9.2kg〜です。どちらも18インチ8.5Jですが、フェイスと重量の掲載値が同じではありません。価格表では両者ともハイパーシルバー76,450円、マシニングブラック73,150円ですが、マシニングホワイトは+48に設定があり、+45には設定がありません。

ENKEI PF06の18インチFフェイス、ゴールドカラーの6本スポークホイール

この2本は幅が同じでインセットが3mm違います。リム幅とインセットのみから計算すると、+45は+48に比べ外側のリム位置が約3mm外へ、内側のリム位置も約3mm外へ移ります。しかし、これはリム位置の計算であり、スポーク裏面のキャリパー逃げやタイヤの膨らみは分かりません。FからMに変わるため、寸法上3mmの差だけを見て装着可否を判断しないでください。

18×8.5J・5H100+48+45
フェイスFM
メーカー掲載重量8.9kg〜9.2kg〜
マシニングホワイト設定あり設定なし
リム位置比較基準内外とも約3mm外側

さらに18×8.5J・5H114.3には+34のFフェイスも掲載されています。インセットが小さければ必ず深いフェイスになる、という単純な法則でもありません。商品名に「18インチ8.5J」としか書かれていない場合は、インセット、P.C.D.、フェイス、色を販売店に確認する必要があります。

同じ考え方は他のインチにも当てはまります。メーカーのフェイス資料では、15インチはR、16・17インチはFとR、18インチはF・M・R、19インチはFとRが用意されています。ただし、これは各インチで存在する種類を示したもので、すべての幅やP.C.D.で好きな形を選択できるという意味ではありません。PF06のフェイス別メーカー資料とサイズ表の両方を見てください。

15〜19インチのサイズと重量をどう比べるか

重量はインチだけでなく、幅、インセット、穴数、P.C.D.、フェイスによっても異なります。以下はENKEI公式ページに掲載された代表例です。価格はホイール1本の税込メーカー掲載額で、確認時点の情報です。メーカーは製造上の公差による重量差も明記しています。

15×8J+35・4H100はRフェイスで7.0kg〜。掲載価格はハイパーシルバー55,000円、マシニングブラックとマシニングホワイトが各51,700円です。15インチだからといって細い幅だけではなく、8Jという幅広の設定から始まる点がサイズ選びの出発点になります。購入時には適合タイヤと車体側の余裕を確認してください。

16×6.5J+45・4H100はFフェイスで6.4kg〜。掲載価格はハイパーシルバー57,750円、マシニングブラックとマシニングホワイトが各54,450円です。16×8J+30・4H100はRフェイスで7.5kg〜、ハイパーシルバー59,400円、マシニングブラック・マシニングホワイトは各56,100円です。両者はインチと穴数が同じでも幅とインセットが異なります。

16×6.5J+45から16×8J+30に変更する場合、呼び幅は1.5インチ、つまり38.1mm広がります。リム幅とインセットの計算では外側が約34.1mm外に出て、内側は約4.1mm車体側へ移動します。フランジやタイヤ形状、車高の影響を除いた概算ですが、同じ16インチでも外側の条件が大きく変わることが分かります。数字を根拠に幅広サイズを無条件に勧めるものではありません。

17×7.5J+45・5H100はFフェイスで8.1kg〜。ハイパーシルバー66,000円、マシニングブラック、マシニングホワイト、ゴールドが各62,700円と掲載されています。同じ17インチでも9J+45・5H100はF、9J+35・5H100はRという違いがあります。これらを選ぶ際も、フェイスを優先してインセットを決める前に車両側のクリアランスを調べてください。

18×8.5J+48・5H100はFフェイスで8.9kg〜、+45はMフェイスで9.2kg〜。先ほどの例のように、同じ幅で形状と色の設定が変わります。18×9.5J+40・5H114.3はMで9.5kg〜、同じ幅の+27はRで9.4kg〜です。Rの方が常に重い、幅が広い方が常に重いとは、この表だけから言えません。

19×8J+45・5H114.3はFフェイスで9.6kg〜。公式表の掲載額はハイパーシルバー86,900円、マシニングブラックとゴールドが各83,600円です。19インチは見た目の大きさだけでなく、必要なタイヤサイズ、荷重指数、乗り心地、タイヤ価格、キャリパーやフェンダーとの距離も合わせて判断しましょう。

ENKEI PF06の19インチFフェイス、マシニングブラックのホイール単体

「〜」が付いた値はメーカー表の重量目安です。候補の1本を計量した実測値と混同せず、数百グラムの差だけで加速や燃費の変化を断定しないことが大切です。製造時期や個体差、バルブの有無、計量方法でも比較条件は変わります。

代表サイズを一覧で比べる

各行はメーカー表から抜粋した別々の仕様です。重量の「〜」はメーカーの表記をそのまま残し、価格はハイパーシルバーのホイール1本あたり税込掲載額です。インチ間の軽さだけを比べず、幅と穴数も併せて見てください。

サイズ・インセット穴・P.C.D.フェイス/重量税込価格
15×8J+354H100R/7.0kg〜55,000円
16×6.5J+454H100F/6.4kg〜57,750円
16×8J+304H100R/7.5kg〜59,400円
17×7.5J+455H100F/8.1kg〜66,000円
18×8.5J+485H100F/8.9kg〜76,450円
19×8J+455H114.3F/9.6kg〜86,900円

特に15インチの代表例は8J、16インチの代表例は6.5Jと幅が異なります。インチを下げれば必ず軽くなるという比較には使えません。価格も表面仕上げによって異なり、タイヤや取付作業は含まれません。

マシニングブラックのENKEI PF06 19インチRフェイスのホイール単体

カラーは4色から自由に選べる?サイズごとの設定差

PF06の公式資料には、Hyper Silver、Machining Black、Machining White、Goldが掲載されています。しかし、4色の名前があることと、どのサイズにも4色の設定があることは別です。購入したいサイズの行で色の欄に価格があるか、設定なしの記号になっていないかを確認します。

ENKEI PF06の18インチMフェイス、ホワイト系カラーの6本スポークホイール

例えば16×6.5J+45・4H100ではハイパーシルバー、マシニングブラック、マシニングホワイトが掲載されています。一方、16×6.5J+38・5H100の行にはマシニングホワイトの価格がありません。見た目は同じ16インチ6.5Jでも、穴数・インセットによって注文できる色が違います。

17×7.5J+45・5H100にはゴールドが掲載されていますが、同じ17×7.5Jでも+45・5H114.3にはゴールドの価格がありません。販売ページで代表写真がゴールドでも、選択した寸法でその色を注文できるとは限りません。型番、カラー名、表示される購入選択肢を一緒に確かめてください。

ハイパーシルバーは上記の具体例では他の設定色より1本3,300円高く、4本では13,200円の差です。これは上に挙げたサイズのメーカー希望価格同士の差で、ショップの実売価格や送料を含めた差ではありません。タイヤセットの場合も、タイヤの銘柄や本数が一致しているかを確認して比べましょう。

楽天市場でPF06の希望サイズとカラーの取扱商品を探す

同じ18×8.5Jでも白を選べるかが変わる

以下の色設定は、本文で取り上げた寸法に限った比較です。○はメーカー表に掲載、—はその行に掲載がないことを示します。別の寸法まで同じ設定とは限らず、販売店の在庫とも別です。

サイズHS黒白金
17×7.5J+45・5H100○○○○
18×8.5J+48・5H100○○○○
18×8.5J+45・5H100○○—○

HSはハイパーシルバー、黒と白はそれぞれマシニングブラック、マシニングホワイト、金はゴールドです。白を優先する場合でも、+48が車両のブレーキやフェンダーに合うかを先に調べます。写真で見たフェイスを指定するだけでは、色と寸法の組み合わせは決まりません。

ロードスターにPF06を選ぶときは、型式とブレーキから確認

ロードスターでPF06を検討する際は、まず年式・型式・グレードを確認します。NA、NB、NC、NDでは車両の条件が異なり、同じNDでもグレードやブレーキ仕様によって確認内容が変わります。「ロードスターに装着された写真」を見つけても、そのまま自分の車に同じホイールが入るとは限りません。

たとえば公式表にある16×6.5J+45・4H100と16×8J+30・4H100は、どちらも4穴100ですが、外側のリム位置には前述のとおり約34.1mmの差があります。純正に近い仕様を選びたい人と、幅広タイヤや外観を重視する人では、検討すべき寸法が異なります。幅の広い方を選ぶ前に、タイヤ幅、外径、フェンダーからの突出、車高、サスペンション内側の余裕を現車で確認してください。

大型ブレーキ仕様では、ホイールの外径が同じでもディスク裏面とキャリパーの距離が変わります。メーカーのPF06車種別マッチング情報は候補を絞る材料になりますが、年式・装備・個体差まで含めた最終判断は販売店に相談し、タイヤを組む前の仮合わせで確認してください。

ハブ径も同時に確認します。例えば15×8J・4H100と16×6.5J・4H100の上記掲載例はボア径φ67ですが、17インチの掲載例にはφ75があります。穴数とP.C.D.が同じでもハブ径が同じとは限らず、必要なハブリングの有無とサイズは車両側のハブ径も含めて確認します。

みんカラのロードスター装着例はどこまで参考になる?

実車写真を探す場合は、写真と一緒に寸法や足回りの条件まで読むと参考になります。みんカラのロードスターへの装着レビューでは、16×7J+35のマシニングホワイトを選択し、前後に5mmスペーサーを使用、車高を約30mm下げた条件が記載されています。投稿者は見た目が小さく見えることを意識して選んだと説明しています。

この例は、白い16インチの見え方と、装着写真の背景にある条件を知る手掛かりです。スペーサーを使うとホイールの位置が車体に対して変わり、ハブへの掛かりやボルト・ナットの有効なねじ山も確認が必要です。車高の変更もフェンダーとの位置関係に影響するため、同じサイズのホイールを選ぶだけで同じ状態が再現できるとは限りません。

レビューに型式やタイヤの銘柄・寸法が記載されているかも見ておきましょう。写真だけで前後のクリアランスや車検への適合を判断せず、型式・グレード・ブレーキとタイヤ寸法を揃えたうえで販売店に相談してください。使用者の見た目に関する感想は個人の評価であり、乗り心地や強度を測定したメーカーの性能値ではありません。

GR86・BRZ、スイフトスポーツで確認する順番

GR86・BRZ向けに5H100を探す場合も、最初にメーカー表をP.C.D.と穴数で絞り、その中からインチ、幅、インセット、フェイス、カラーを確認します。17×7.5J+45・5H100にゴールドの設定があることは、メーカー表上の製品設定を意味します。GR86・BRZの全グレードで無加工装着できるという意味ではありません。

特にブレーキが大きいグレードや社外キャリパー装着車では、ホイールの内径だけでなくスポークの裏側まで確認します。候補がFフェイスからM・Rフェイスへ変わると、見た目だけでなく裏側の形状も異なり得ます。装着事例は車両条件を調べる手掛かりとして扱い、異なる年式や足回りの車へそのまま流用しないでください。

スイフトスポーツも型式によって条件が異なります。ホイールの穴数とP.C.D.を車検証の車名だけで判断せず、型式、年式、実車のハブやブレーキと照合することが必要です。17インチ化やタイヤ幅の変更では、外径差、速度表示、荷重指数の確認も必要になります。

タイヤの外径が変わると、同じメーター表示でも実際の速度との差が変化し、干渉や走行装置への影響も生じ得ます。ホイール単体の格好だけでタイヤ幅と扁平率を決めず、タイヤメーカーの適用リム幅と荷重条件も見てください。法令上の適否は車両状態を含めて判断されるため、サイズ表に載っていること自体は車検適合の保証ではありません。

PF05・PF07と何が違う?スポークの印象とサイズ表で選ぶ

PF06は6本スポークとステップリムの組み合わせが中心です。PF05は5本スポークを採用する同じPerformanceLineのモデルで、より少ない本数のスポークによる印象を持ちます。PF07は7本スポークを採用しています。本数が違えば開口部やリム付近の見え方が変わるため、ホイール単体画像に加え、実車の斜め前や真横から撮影された画像を比較すると分かりやすくなります。

黒いホンダ シビック ハッチバックにENKEI PF06を装着した斜め前方の写真

ただし「6本だから5本より軽い」「7本だから強い」といった結論は出せません。材質、肉厚、リム形状、穴数、サイズ、設計上の目標が異なるためです。メーカーの掲載重量を比較するなら、できる限りインチ、幅、インセット、P.C.D.を揃え、各数値の時点と「〜」の有無も見てください。

同じENKEIで5本スポークが気になる場合は、PF05のサイズ・フェイスの解説が参考になります。7本スポークとフェイスの違いはPF07の重量・サイズの記事で確認できます。PF06の記事では6本スポークと寸法別の設定差を中心に扱い、各モデルの詳細なサイズ表はそれぞれの記事で確認する構成です。

他のシリーズも含めて比較したい場合は、ENKEIホイールの記事一覧からモデルを選べます。写真の見た目に加え、希望のインチと車両に合うP.C.D.があるかを先に確かめると、候補を絞りやすくなります。

センターキャップと購入時に必要な費用

PF06の公式製品ページにはセンターキャップ、バルブ、EK DAZZLE WHEELステッカーが付属すると記載されています。キャップには新しいHigh-typeが採用されていますが、実車側のハブやドライブシャフトの突出によって干渉しないか、販売店に確認してください。輸入車へ取り付ける場合は、メーカーが別売りのインポートカー用ボルトキットを案内しています。

ダークカラーのMINIハッチバックにENKEI PF06を装着した斜め前方の写真

ホイール本体の表示価格を比べる際は、1本か4本か、税込か税抜か、タイヤが含まれるかを確認します。4本分の価格に加えて、タイヤ、組み込み、バランス調整、取付工賃、ナットやボルト、必要に応じたハブリング、送料、廃タイヤ処分費が必要になることがあります。ショップによってセット内容が異なるため、合計額で比べてください。

中古品では、4本すべてのサイズと刻印を確認します。前後異幅の場合は、同じモデルでも幅やインセットが揃っていません。曲がり、クラック、リム傷の補修歴、再塗装、キャップやバルブの欠品も確認事項です。表面がきれいでも裏側まで確認できない場合があり、写真だけで安全性を断定することはできません。

最後に、PF06選びでは「希望の色とフェイス」より先に、自分の車に必要な穴数・P.C.D.・ブレーキ条件を確認します。その条件を満たすサイズの中から、幅とインセット、フェイス、色、重量、価格を照合する順番です。見た目の好みに合う1本を、安全に選ぶための基準として公式表と実車確認を併用してください。

タイトルとURLをコピーしました