ENKEI PF09の重量・サイズ比較|17・18インチとコンケイブの違い

エンケイ PF09の重量・サイズとコンケイブ比較を紹介するアイキャッチ画像。オレンジ色のスポーツクーペとホイールの拡大画像 ENKEI

エンケイ PF09は、同じ18×8J・インセット+45でも、P.C.D.が5H114.3ならFフェイス、5H120ならRフェイスという設定があります。ホイール径・リム幅・インセットが同じでも、スポークの落ち込み方が違うのです。

PF09はENKEIのPerformanceLineに属する9本スポークホイール。15~18インチが用意され、スポークの曲線とコンケイブ形状を組み合わせたデザインが特徴です。

購入前に押さえておきたいのは、重量、サイズ、フェイスタイプを別々に判断しないこと。深いコンケイブに見える商品画像を気に入っても、自分の車に合う設定が同じ形状とは限りません。

ここではENKEI公式のPF09製品情報と2025年版メーカーサイズ表を照合し、インチ別の重量、F/Rフェイス、スイフトスポーツZC33S・GR86でのサイズ比較、カラーや価格改定を整理します。

PF09の販売サイズ・価格・在庫は、楽天市場のエンケイ PF09取扱商品でも確認できます。

オレンジ色のフェアレディZ Z33にENKEI PF09ホイールを装着した側面写真

エンケイ PF09の重量|15~18インチを公式資料で比較

PF09のメーカー公表重量は、15インチ5Jの約5.4kgから、18インチ10.5Jの約10.1kgまで幅があります。

ただし、同じインチでもリム幅によって重量は変わります。単に「17インチは何kg」「18インチは何kg」と覚えるより、実際に購入するJ数まで確認した方が正確です。

2025年版のENKEI公式カタログに掲載されている重量を、リム幅別に整理しました。

インチリム幅公表重量
15インチ5J約5.4kg
15インチ6J約5.9kg
16インチ6.5J約6.8kg~
16インチ7J約6.8kg~
17インチ7J約7.8kg~
17インチ7.5J約8.1kg~
17インチ8J約8.4kg~
17インチ9J約8.8kg~
18インチ7.5J約8.7kg~
18インチ8J約8.8kg~
18インチ8.5J約9.1kg~
18インチ9J約9.4kg~
18インチ9.5J約9.6kg~
18インチ10.5J約10.1kg~

出典:ENKEI公式2025年版PF09サイズ・重量表。いずれもホイール単体のメーカー参考値です。製造上の寸法公差によって実際の重量には差があります。

17インチと18インチはどちらが軽い?

同じようなリム幅で比較するなら、17インチの方が軽い設定があります。

例えば17×7.5Jは約8.1kg~、18×7.5Jは約8.7kg~です。公表値の差は約0.6kgとなります。

しかし17×9Jは約8.8kg~で、18×7.5Jの約8.7kg~と大きな差がありません。

この違いから分かるのは、リム径だけでなくリム幅も重要ということです。

車両の純正タイヤ幅に合わせたサイズを選ぶ場合と、スポーツ走行向けに太いタイヤを組み合わせる場合では、比較対象となるホイールの重量が変わります。

また、上記の数値はタイヤなしの重量です。インチアップに伴ってタイヤの銘柄・サイズも変わるなら、完成したタイヤホイールセットの重量は別途確認する必要があります。

15・16インチは小径サイズならではの設定

PF09の15インチには5Jと6J、16インチには6.5Jと7Jが掲載されています。

15×5Jでは重量約5.4kg、インセット+45、4H100、ハブ径φ67という設定があります。なお、2025年版カタログのこのサイズではフェイスタイプ欄が「-」となっており、Fフェイスとは明記されていません。

15×6J・+42・4H100はFフェイスで、重量は約5.9kgです。

16インチには4H100だけでなく、5H100の設定もあります。同じ16インチでも穴数が異なるため、純正ホイールとの交換を検討する際には区別が必要です。

小径サイズを選ぶ理由が軽量化であっても、純正からインチダウンする場合はブレーキキャリパーとのクリアランスを確認してください。

PF09は鍛造ではなくMAT PROCESS採用モデル

PF09のメーカー資料には、MAT PROCESSの採用が示されています。

ENKEI PerformanceLine PF09の9本スポークとリム形状を紹介する黒背景の製品画像

MAT PROCESSは、リム部分をローラーで圧延成形することで、材料の強度と軽量化の両立を図るENKEIの技術です。

ホイール全体を鍛造するフル鍛造製法とは異なるため、「MAT PROCESS採用=鍛造ホイール」という説明は正確ではありません。

PF09ではこの製法に加え、CAE解析によって9本スポークの形状が設計されています。メーカーはスポーツホイールに必要な剛性・強度を確保しながら軽量化を図ったモデルと説明しています。

ただし、メーカーの公表重量だけで純正ホイールより何kg軽くなるかを断定することはできません。純正品の重量と交換予定のタイヤサイズを合わせて比較する必要があります。

エンケイ PF09のコンケイブ|FフェイスとRフェイスの違い

PF09のデザインで特に確認したいのが、FフェイスとRフェイスの違いです。

Fフェイスは比較的穏やかなコンケイブ形状で、Rフェイスはセンターへ向かうスポークの落ち込みを深くした仕様です。

メーカーもRフェイスについて、より深いコンケイブを採用したデザインとして紹介しています。

ここでいうFとRは、フロント用・リア用という意味ではありません。スポーク面のデザイン区分です。

17×8Jは+35がFフェイス、+33がRフェイス

17インチでは、同じリム幅でも異なるフェイスが設定されています。

ENKEI PF09の17インチRフェイス、ダークシルバーの深いコンケイブ形状
サイズP.C.D.フェイス
17×8J +355H114.3F
17×8J +335H114.3R
17×8J +405H100R

2025年版メーカー資料の掲載例です。17×8Jの公表重量は約8.4kg~ですが、これはリム幅区分に対する表示値であり、上記3設定を個別に実測した重量ではありません。

17×8J・5H114.3で+35と+33を比較した場合、インセット差は2mmです。リム位置の計算上、+33の方が外側へ2mm移動します。

ただし、コンケイブが2mm深くなるわけではありません。

メーカーがFとRを別のフェイス形状として設定しているため、スポークの湾曲そのものが異なります。単純なインセットの増減だけでコンケイブの深さを計算することはできません。

18インチはP.C.D.が違うだけでフェイスが変わる場合もある

18インチでは、さらに注意が必要な組み合わせがあります。

ENKEI PF09の18インチFフェイス、ダークシルバーのスポーク形状を示すホイール単体写真
サイズP.C.D.フェイス
18×7.5J +485H114.3F
18×8J +455H114.3F
18×8J +455H120R
18×8.5J +455H114.3R
18×9J +425H114.3R
18×9.5J +405H114.3R

注目したいのは18×8J・+45です。

5H114.3ではFフェイスですが、5H120ではRフェイスになっています。インチ、J数、インセットが同じでも、P.C.D.まで一致させなければフェイスを判定できません。

もちろん5H114.3と5H120に互換性はありません。欲しいコンケイブを優先して、愛車と異なるP.C.D.を選ぶことはできません。

また5H114.3の18×8J・+45がFなのに対し、18×8.5J・+45はRフェイスです。こちらは同じインセットでもリム幅とフェイス形状が変わる例になります。

18×8Jと18×8.5Jではリム位置も変わる

リム幅の違いはデザインだけの問題ではありません。

18×8J・+45から18×8.5J・+45へ変更すると、リム幅は0.5インチ、約12.7mm広がります。

インセットが同じなので、計算上はリムの外側が約6.35mm外へ、内側が約6.35mm車体側へ移動します。

スポーク面についてはFからRへ変わり、さらに装着スペースも変化するため、ブレーキ・サスペンション・フェンダーとの位置関係を確認する必要があります。

PF09のコンケイブを深く見せたい場合は、最初にRフェイスを探すのではなく、装着条件に合う設定を絞ったうえでフェイスを確認するのが正しい順序です。

PF09のスイフトスポーツZC33S・GR86へのサイズ選び

ラッコキーワードでは、「エンケイ PF09 スイフトスポーツ」「PF09 ZC33S」など、車種を指定した検索が確認されています。

ここではメーカー資料のホイール設定と、純正ホイールの代表的な寸法を比較します。

ただし、サイズ表に存在することと、特定車両へ装着できることは同じではありません。以下の比較は候補を絞るための参考情報であり、装着を保証するものではありません。

スイフトスポーツZC33S|17×7J・+45を純正サイズと比較

ZC33S型スイフトスポーツの代表的な純正ホイールサイズは17×6.5J・インセット+50・5H114.3です。

PF09には17×7J・+45・5H114.3の設定があります。

比較項目ZC33S純正参考値PF09設定例
リム径17インチ17インチ
リム幅6.5J7J
インセット+50+45
P.C.D.5H114.35H114.3
フェイス-F

この比較で重要なのは、リム幅が0.5インチ広くなり、インセットが5mm小さくなることです。

純正参考サイズに対する理論上のリム位置の変化は、次のようになります。

比較箇所位置の変化
車体外側約11.35mm外へ移動
車体内側約1.35mm内側へ移動

この計算はリム幅とインセットだけを使用したものです。スポークの突出量、タイヤ側面の張り出し、車両個体差などは反映していません。

ZC33Sで17インチを維持したい場合、まず17×7Jを比較候補として調べ、その後にメーカー適合表で該当グレードを確認する方法が考えられます。

一方、Rフェイスの17×8J・+33・5H114.3を選ぶ場合は、7J・+45とは大きく条件が変わります。

深いコンケイブを装着したい場合でも、純正状態のZC33Sで使用できると決めつけないようにしてください。

GR86・BRZ|17インチと18インチの5H100設定を比較

GR86(ZN8)とBRZ(ZD8)は5H100のホイール取付規格を採用しています。

青いトヨタGR86にダークカラーのENKEI PF09ホイールを装着したフロント斜めの写真

GR86の代表的な純正サイズには、17×7.5J・+48と18×7.5J・+48があります。装着されているサイズはグレード・年式・仕様によって異なります。

PF09にも5H100の17インチと18インチが用意されており、純正寸法との比較ができます。

比較対象純正参考サイズPF09設定例
GR86 17インチ仕様17×7.5J +4817×7.5J +45・5H100
GR86 18インチ仕様18×7.5J +4818×7.5J +48・5H100

17インチの比較では、リム幅が同じでインセットが3mm小さくなるため、計算上はホイールのリム位置が外側へ3mm移動します。

18インチの比較例ではリム幅・インセットが同じなので、リム位置を比較する際の寸法条件は揃います。

しかし、純正と同じ寸法だからブレーキに必ず干渉しないわけではありません。スポーク裏側の形状が異なるため、キャリパーとのクリアランスは別途確認が必要です。

特にBremboブレーキ装着車では、通常ブレーキ仕様と同じ判断をしないようにしてください。

ENKEIのPF09適合車種一覧には、GR86の通常グレードだけでなくBrembo装着仕様も個別に掲載されています。

装着候補を絞ったら、ENKEI公式のPF09車種別マッチング情報で該当する年式・型式・グレードを確認してください。

ENKEIの適合表にはフェンダー突出の注意表示もある

ENKEIのマッチング情報は、無乗車・静止状態の測定値を基準に算出された参考情報です。

メーカーは車体・タイヤ・ホイールの個体差、走行中の接触などについて保証するものではないと説明しています。

また、フェンダーから突出する可能性がある設定については、REMARK欄に「Cr」という表示を使用しています。

つまり、適合表に掲載されているからといって、全設定がそのまま保安基準上問題なく装着できるわけではありません。

注文前には、該当車種の適合情報、希望するタイヤサイズ、ブレーキの仕様を照合し、必要に応じて販売店に実車確認を依頼することが重要です。

エンケイ PF09のカラー|ダークシルバー・SBK・旧MDGの違い

PF09のカラーについては、発売当初の情報と、その後のメーカー資料を区別する必要があります。

旧資料ではマットダークガンメタリック(MDG)が掲載されていますが、2025年版の国内カタログでは通常カラーとしてダークシルバー(DS)、限定仕様としてSBKが紹介されています。

ダークシルバー(DS)はスポークの曲線を確認しやすい

ダークシルバーは、メーカー公式製品ページで15インチから18インチまでの製品写真が掲載されているカラーです。

ダークシルバーのPF09ホイールを斜めから写した9本スポークとリムの立体的な形状

PF09のスポークは、外周からセンターへ向かって曲線を描く形状です。

正面から見ると9本スポークの整ったデザインですが、斜めから見るとスポークの曲がり方やコンケイブが分かります。

特にRフェイスを検討している場合は、正面写真だけでなく斜め方向からの製品写真を確認すると、Fフェイスとの違いが分かりやすくなります。

SBKは18×7.5J・Fフェイスの限定仕様

2025年版ENKEI公式カタログでは、PF09 LIMITED EDITIONとしてSBKが掲載されています。

ENKEI PF09の18インチSBK限定カラーの光沢と9本スポークを示すホイール単体画像
項目SBKの掲載仕様
インチ18インチ
リム幅7.5J
インセット+48
P.C.D.5H114.3
ハブ径φ75
フェイスF
参考重量約8.7kg
2025年版掲載価格59,950円(税込)/本

この価格は2025年版のカタログ掲載額であり、2026年10月現在の価格ではありません。

SBKは通常のダークシルバーとは光沢の表現が異なるカラーですが、この限定仕様はRフェイスではなくFフェイスです。

カラーだけで選ぶと、期待していたコンケイブ形状と違う可能性があるため、フェイス区分も合わせて確認してください。

マットダークガンメタリック(MDG)は旧カタログ掲載色

PF09の2023年版メーカー資料では、ダークシルバーに加えてマットダークガンメタリックが掲載されていました。

一方、2025年版では国内通常カラーの掲載がダークシルバーとなり、限定仕様のSBKが加わっています。

したがって、古い商品紹介やレビューにMDGが登場していても、現在の国内通常ラインナップで同じ仕様が注文できるとは限りません。

過去の設定を確認したい場合は、ENKEI公式2023年版のPF09資料が参考になります。

カラーの取扱状況は販売地域や在庫によっても異なるため、希望するカラー・リム幅・P.C.D.の組み合わせを販売店へ確認してください。

PF09の価格は2026年に改定|2025年の定価との違い

ENKEIは2026年4月1日と6月4日に、希望小売価格の改定を発表しています。

1回目は2026年4月末、2回目は同年6月末が改定時期です。

PerformanceLineを含む1ピースホイールについて、17~19インチはそれぞれ税抜2,500円、14~16インチはそれぞれ税抜2,000円の値上げが案内されています。

このため、旧カタログに掲載された金額を2026年10月時点の最新定価として掲載するのは適切ではありません。

メーカーの案内は2026年4月の価格改定情報と2026年6月の価格改定情報から確認できます。

メーカー希望小売価格と販売店価格は違う

PF09はリム径・リム幅によって価格が異なり、販売店によって実際の販売価格も変わります。

さらに、商品によってホイール単品、4本セット、タイヤ付きセットなど販売形態が異なります。

例えば商品名に「17インチ」とだけ書かれていても、7Jか8Jか、インセットがいくつか、FフェイスかRフェイスかによって注文する商品は別です。

販売価格を比較するときは、少なくとも商品仕様を一致させてください。

楽天市場でENKEI PF09の価格・サイズ・在庫を確認する

PF09購入時の注意点|ハブ径・突出量・付属品

エンケイ PF09は、ホイールの寸法が一致していても、車両側の条件によっては追加部品が必要になる場合があります。

特にハブ径、ホイールのデザイン突出量、締結部品については、商品注文前に確認しておきたい項目です。

ハブ径はサイズによって異なる

2025年版の公式カタログでは、15・16インチの一部でハブ径φ67、17インチの多くでφ75、18インチの5H120の一部でφ72.5という設定が確認できます。

ハブ径が車両のセンターハブより大きい場合は、組み合わせに応じてハブリングを使用することがあります。

ただし、ハブリングだけでP.C.D.の違いやボルト穴の不一致を解決できるわけではありません。

デザイン突出量はリム位置とは別に確認する

PF09では、Fフェイスにデザイン突出量が設定されているサイズがあります。

例えば2025年版のメーカー資料では、17インチのFフェイスに3.5mm、18インチのFフェイスに1mmという数値が掲載されています。

これはリム幅やインセットとは別の数値です。

リム位置の計算だけでは、ホイールのスポークがフェンダー側へどれだけ張り出すかを判断できません。

フェンダーとのクリアランスを確認するときは、タイヤの側面形状だけでなく、スポークの突出にも注意が必要です。

センターキャップ・バルブはメーカー標準付属品

ENKEI公式製品ページでは、PF09にセンターキャップとバルブが付属すると案内されています。

一方、輸入車への装着については、別売りのインポートカー用ボルトキットが案内されています。

中古品では付属品が揃っていない場合もあるため、センターキャップ、バルブ、ホイールナット・ボルトの必要数を確認してください。

PF09とENKEI PF01・RPF1を比較するなら何が違う?

PF09を検討すると、同じENKEIのPF01やRPF1も候補になる場合があります。

この3モデルはスポークの構成が異なります。

モデル主なスポーク構成比較したい点
PF099本スポークF/Rフェイスとコンケイブ
PF01スプリット5スポーク軽量性とスポークデザイン
RPF12×6スポーク軽量設計とサイズ設定

PF09は、9本のスポークがセンターへ向かって曲がるデザインが特徴です。とくにRフェイスでは、スポークの落ち込みが深くなります。

PF01は5本のスポークが分岐したデザインで、PF09とは正面からの見え方が大きく異なります。重量や設定サイズについては、ENKEI PF01の重量・サイズを整理した記事を参考にしてください。

RPF1は2×6スポークによる軽量設計が特徴です。軽さを重視する場合は、ENKEI RPF1の重量・サイズ比較も確認すると候補を絞りやすくなります。

ただし、モデル間の重量を比較するなら、同じインチと近いリム幅の設定を使用する必要があります。PF09の17×7JとRPF1の18×9Jでは、比較条件が異なります。

PF09を選ぶ最大のポイントは、愛車に装着できる仕様の中で、希望するF/Rフェイスを選べるかどうかです。

15~18インチの公表重量、コンケイブ、カラー、価格を照合してから購入すれば、外観とサイズの食い違いを防ぎやすくなります。

最新の製品仕様はENKEI公式PF09製品ページで、販売店の取扱商品は楽天市場のPF09販売情報で確認できます。

そのほかのモデルを比較したい場合は、ENKEIホイールの記事一覧も参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました