軽量なスポーツホイールを探していると、候補に挙がりやすいのがENKEI PF01です。
細身のスプリット5スポークを採用したシンプルなデザインに加え、15インチから18インチまで幅広いサイズを展開。軽量化を意識しながら、街乗りからスポーティなカスタムまで合わせやすいのが特徴です。
一方、購入を検討すると、
「PF01は何kgある?」
「鍛造ホイールなの?」
「17インチと18インチではどれくらい違う?」
「PF01EVOとは何が違う?」
「RPF1とどちらを選べばいい?」
といった疑問も出てきます。
この記事では、現在のメーカー公表スペックをもとに、重量・サイズ・価格・カラー・評判からライバルモデルとの違いまで詳しく解説します。
製品の最新仕様はこちらから確認できます。
PF01とは?軽量性と使いやすさを両立したスポーツホイール
PF01は、ENKEIの「PerformanceLine」に属するスポーツホイールです。
最大の特徴は、極限まで細くシェイプされたスプリット5スポークデザイン。
一見すると10本スポークのようにも見えますが、5本のスポークが途中から分岐する構造になっています。
ENKEIはこの形状について、応力分散とブレーキ放熱性に配慮しながら軽重量化を実現したデザインと説明しています。
さらにスポーク側面には剛性を高めるリブを設け、インナーリムやタイヤのズレを抑えるローレット加工なども採用されています。単純に「軽いだけ」のホイールではなく、ホイールとしての基本性能まで考えた設計です。
重量はどれくらい?15インチなら4.8kgから

PF01を検討している人が特に気になるのが重量でしょう。
メーカー公表値を見ると、15インチの最軽量サイズでは**1本4.8kg~**となっています。
代表的なサイズをまとめると次の通りです。
| サイズ | リム幅 | 公表重量 |
|---|---|---|
| 15インチ | 5J | 約4.8kg~ |
| 15インチ | 6.5J | 約5.4kg~ |
| 15インチ | 7J | 約5.8kg~ |
| 15インチ | 8J | 約6.1kg~ |
| 16インチ | 5J | 約5.6kg~ |
| 16インチ | 6.5J | 約6.1kg~ |
| 16インチ | 7J | 約6.5kg~ |
| 17インチ | 6.5J | 約6.9kg~ |
| 17インチ | 7J | 約7.1kg~ |
| 17インチ | 7.5J | 約7.5kg~ |
| 17インチ | 8J | 約7.8kg~ |
| 18インチ | 7J | 約7.7kg~ |
| 18インチ | 7.5J | 約8.1kg~ |
| 18インチ | 8J | 約8.4kg~ |
| 18インチ | 8.5J | 約8.4kg~ |
| 18インチ | 9J | 約8.9kg~ |
| 18インチ | 9.5J | 約9.3kg~ |
メーカーも、製造工程上の寸法公差などによって重量には多少の誤差が生じると案内しています。そのため「必ずこの重量」というより、サイズ選びの目安として考えるのが適切です。
17インチ7Jで約7.1kgは魅力的
特に注目したいのが17インチです。
17×7Jで約7.1kg、17×7.5Jでも約7.5kgとなっており、スポーツホイールとして軽量化を狙いやすい重量です。
17インチはタイヤの選択肢も豊富なので、見た目・重量・タイヤ価格のバランスを取りたい人にも使いやすいサイズ帯でしょう。
軽いホイールに交換すると何が変わる?

ホイールは車体を支えるだけではなく、タイヤと一緒に回転する部品です。
そのため純正ホイールより軽いものへ交換すると、車両やタイヤの組み合わせによっては、
- ステアリングを切ったときの軽快感
- 加速時のレスポンス
- ブレーキング時の感覚
- サスペンションの追従感
などに違いを感じる場合があります。
ただし、ここは誤解しないようにしたいポイントです。
「バネ下重量を1kg減らせば車体10kg軽量化と同じ」といった単純な換算式で性能を判断することはできません。
タイヤ重量、タイヤ外径、幅、空気圧、サスペンション、車両重量など多くの条件が関係します。
軽ければ必ず速くなるわけではなく、適切なサイズとタイヤを組み合わせることが重要です。
PF01は鍛造?鋳造?

検索すると「エンケイ PF01 鍛造」と調べている人も多いですが、ここは重要です。
PF01は一般的なフル鍛造ホイールではありません。
ENKEIでは鋳造技術と独自のリム成形技術「MAT PROCESS」を組み合わせています。
MAT PROCESSでは、ホイール素材をマンドレルに固定して回転させながらローラーで圧延加工し、インナーリム部分にメタルフローを形成します。
ENKEIは、この技術によってインナーリムに鍛造ホイールにも匹敵する材料強度を持たせ、リムを薄肉化して軽量化できると説明しています。
つまり、
「フル鍛造ではないが、一般的な鋳造だけとも少し違う」
と理解すると分かりやすいでしょう。
鋳造ならではのデザイン自由度と、リム部分の軽量・高強度化を組み合わせた製法です。
現行サイズは15・16・17・18インチ

現在の国内ラインナップは以下の4サイズです。
| インチ | 主なリム幅 | 最軽量の目安 |
|---|---|---|
| 15インチ | 5J~8J | 約4.8kg~ |
| 16インチ | 5J~7J | 約5.6kg~ |
| 17インチ | 6.5J~8J | 約6.9kg~ |
| 18インチ | 7J~9.5J | 約7.7kg~ |
PCD・穴数・インセットはサイズによって異なります。
「17インチだから自分の車に付く」という判断はできません。
リム幅だけでなく、PCD、穴数、インセット、ハブ径、ブレーキキャリパーとのクリアランスまで確認する必要があります。
15インチ|軽さを重視したい車に注目
15インチは5Jから8Jまで設定されています。
最軽量となる15×5Jは約4.8kgです。
コンパクトカーや軽量スポーツでホイール重量を抑えたい場合には非常に魅力的なサイズです。
インチアップとは反対に、タイヤのエアボリュームを残しながら軽さを重視するカスタムにも向いています。
16インチ|街乗りとスポーツ性のバランスが良い
16インチでは5J、6.5J、7Jが設定されています。
重量は約5.6~6.5kgから。
15インチほど小径ではなく、17インチほどタイヤが薄くならないため、スポーティな見た目と乗り心地のバランスを取りやすいサイズです。
コンパクトスポーツなどでは有力な選択肢になります。
17インチ|最も使いやすいサイズ帯のひとつ
17インチでは6.5J、7J、7.5J、8Jを展開。
7Jで約7.1kg、7.5Jで約7.5kgとなっています。
PCD100や114.3など複数の仕様が用意されているため、スポーツカーからコンパクトカーまで幅広く検討できます。
タイヤの選択肢も多いため、
軽量化・見た目・タイヤ価格のバランスを取りたい人
には注目したいサイズです。
18インチ|スポーツカーの純正サイズにも合わせやすい
18インチになると7Jから9.5Jまでラインナップが広がります。
7Jは約7.7kg、7.5Jは約8.1kg、8Jでも約8.4kgからです。
8.5J以上ではRフェイスも設定され、スポークの立体感を重視するユーザーにも魅力があります。
GR86など18インチを純正採用するスポーツカーで、純正サイズを大きく変えずにホイール交換したい場合にも検討しやすいでしょう。
ENKEIの公式マッチング情報にもGR86をはじめ、多数の車種が掲載されています。ただし同じ車種でも年式・グレード・ブレーキ仕様などによって適合が変わるため、最終確認は必要です。
カラーは3種類

現行カラーは基本的に次の3色です。
Sparkle Silver(スパークルシルバー)
スポーク形状が見えやすく、車体色を選びにくい定番カラー。スポーツカーだけでなくセダンやコンパクトカーにも合わせやすい色です。
Matte Black(マットブラック)
足元を引き締めたい場合に選びやすいカラー。白・赤・青など明るいボディカラーとのコントラストも作りやすくなります。
Gold(ゴールド)
スポーツホイールらしい存在感を強く出したい人向け。特にスバル系など、ゴールドホイールが似合う車との組み合わせを考える人も多いでしょう。
ただし、すべてのサイズですべてのカラーを選べるわけではありません。
購入時はサイズ表でカラー設定まで確認してください。
PF01EVOとの違い

名前が似ているため混同しやすいのがPF01EVOです。
PF01EVOは単なるカラー違いではありません。
| 比較 | PF01 | PF01EVO |
|---|---|---|
| コンセプト | スポーツ性能と軽さのバランス | ハードチューニング向け |
| サイズ | 15~18インチ | 17・18インチ |
| デザイン | スプリット5スポーク | スプリット5スポーク+ディープリム |
| リム幅 | 比較的幅広く選べる | ワイドサイズ中心 |
| 最大リム深度 | 標準的 | 最大69mm |
| 主な用途 | 街乗り~スポーツ | ハードチューン・ドリフト系 |
PF01EVOは、PF01のディスクデザインをベースにしながら、最大69mmのディープリムを採用したモデルです。
17インチでも9J・9.5Jなどワイドサイズが中心となっています。
そのため、一般的なストリートカーで軽さと使いやすさを求めるならPF01、深リムやワイドサイズを重視するならPF01EVOという分け方が分かりやすいでしょう。
RPF1との違いは?

ENKEIで軽量ホイールを探していると、RPF1と迷う人も多いでしょう。
両者は似た価格帯・サイズ帯がありますが、コンセプトは異なります。
PF01
PerformanceLineシリーズのスポーツホイール。
軽量性だけに特化するのではなく、細身のスプリットスポークによるデザイン性や街乗りでの使いやすさも意識されています。
RPF1
Racingシリーズに属するモデル。
ENKEI自身が「最軽量ホイール」をコンセプトとして開発したと説明しており、McLaren F1用ホイールをルーツに持つ2×6スポークを採用しています。
選び方を簡単にまとめると、
軽さを最優先したい → RPF1
軽さとデザイン、街乗りでの合わせやすさをバランスさせたい → PF01
という考え方ができます。
どちらも15~18インチを展開しているため、最終的には自分の車に適合するサイズとデザインで選ぶのがおすすめです。
評価・評判はどう?
PF01は長期間販売されているモデルだけに、ユーザーレビューも非常に多く蓄積されています。
みんカラでは現在4.65点、1,700件を超えるレビューが確認でき、装着例もロードスター、86、スイフト、スイフトスポーツ、フィット、S660、インプレッサなど非常に幅広くなっています。
レビューを見ていくと、特に目立つのは
- 軽さ
- シンプルなデザイン
- スポーツカーへ合わせやすい
- サイズ選択肢の多さ
といった点です。
一方で、サイズによってはスポーク部分がリムより外側へ出る形状を気にする声も確認できます。
これは見た目だけの問題ではありません。
ホイールの突出は車検やフェンダーとの位置関係にも関係するため、ツライチを狙う場合ほど実車での確認が重要です。
メリット
PF01の魅力をまとめると、大きく5つあります。
軽量なサイズが多い
15インチでは4.8kgから、17インチでも6.9kgからと、重量を重視するユーザーに魅力があります。
15~18インチを選べる
コンパクトカーからスポーツカーまで対応しやすいラインナップです。
飽きにくいデザイン
複雑すぎない細身のスプリットスポークなので、車種やボディカラーを選びにくいのが特徴です。
サイズによって3色から選べる
シルバー、マットブラック、ゴールドという定番色が用意されています。
センターキャップとバルブが付属
公式ではセンターキャップとバルブが付属すると案内されています。
デメリット・購入前に知っておきたい点
一方で、購入前に確認しておきたいポイントもあります。
鍛造ホイールではない
フル鍛造を絶対条件として探している場合は対象外です。
ただしMAT PROCESSを採用しており、「鋳造だから重い」と単純に判断するホイールでもありません。
サイズによってカラーが違う
3色が設定されていますが、すべてのサイズで3色を選択できるわけではありません。
ワイド・深リム重視ならEVOの方が向いている
9J以上や深いリムを積極的に狙う場合はPF01EVOも比較した方がよいでしょう。
適合確認が必要
同じ車種でも年式、グレード、ブレーキサイズ、車高などによって装着条件が変わります。
メーカーの適合表も参考値とされており、最終的には販売店で確認するのが安全です。
価格はいくら?
現在のメーカー希望価格は、サイズやカラーによって異なります。
1本あたり税込40,700円~64,350円が現在の設定です。
代表例では、
| サイズ | メーカー価格の目安 |
|---|---|
| 15×5J | 40,700円 |
| 16×5J | 43,450円 |
| 17×7J | 51,700円 |
| 18×7J | 57,750円 |
| 18×8J | 61,050円 |
| 18×9.5J | 64,350円 |
となっています。
実際の販売価格はショップやサイズ、4本セット、タイヤセットなどによって変わります。
購入前には複数サイズの価格を比較しておくとよいでしょう。
どんな人におすすめ?
PF01は特に次のような人に向いています。
- 純正ホイールから軽量化したい
- 15~18インチでスポーツホイールを探している
- 派手すぎないスポークデザインが好き
- 鍛造ほど高価なホイールは必要ない
- 街乗りとスポーティな走りを両立したい
- RPF1より少しデザイン性を重視したい
- シルバー・ブラック・ゴールドから選びたい
逆に、
「とにかく最軽量を狙いたい」
ならRPF1なども比較対象です。
「深リム・ワイドサイズを最優先したい」
ならPF01EVOの方が目的に合う可能性があります。
よくある質問
PF01は鍛造ですか?
一般的なフル鍛造ホイールではありません。
ENKEI独自の鋳造技術とMAT PROCESSによるリム成形技術を採用しています。メーカーはMAT PROCESSによってインナーリムに鍛造にも匹敵する材料強度を実現すると説明しています。
何インチがありますか?
現在の国内公式ラインナップは15・16・17・18インチです。
一番軽いサイズは?
現行ラインナップでは15×5Jの約4.8kg~です。
17インチの重量は?
リム幅によって異なり、6.5Jで約6.9kg、7Jで約7.1kg、7.5Jで約7.5kg、8Jで約7.8kgからです。
18インチの重量は?
7Jで約7.7kg、7.5Jで約8.1kg、8J・8.5Jで約8.4kgから。9Jは約8.9kg、9.5Jは約9.3kgからとなっています。
PF01とPF01EVOは同じですか?
別モデルです。
EVOは17・18インチのワイドサイズを中心としたハードチューニング向けモデルで、最大69mmのディープリムを採用しています。
RPF1との違いは?
RPF1はRacingシリーズで、メーカーが「最軽量ホイール」をコンセプトとして開発したモデルです。
PF01はPerformanceLineに属し、軽さだけでなくスポーティなスタイリングと使いやすさのバランスを取っています。
まとめ|軽さ・サイズ・価格のバランスが魅力
ENKEI PF01は、軽量スポーツホイールを探している人にとって現在も魅力のあるモデルです。
15インチでは約4.8kgから、17インチ7Jでも約7.1kgからという軽量設計に加え、15~18インチまで幅広くラインナップされています。
また、スプリット5スポークというシンプルなデザインは流行に左右されにくく、コンパクトカーからスポーツカーまで合わせやすいのも長所です。
フル鍛造ではありませんが、ENKEI独自のMAT PROCESSを採用しており、重量・強度・価格のバランスを取りやすいモデルといえます。
RPF1ほど軽量性能だけに振らず、PF01EVOほどワイド・深リムにも振らない。
「軽い・格好いい・普段使いしやすい」をバランスよく求める人に向いた一台分を組みやすいホイールです。
購入時はインチだけで決めず、PCD・穴数・インセット・ブレーキクリアランスまで確認してください。




