ENKEI RS05RRのサイズ・Rフェイス・重量|18・19・20インチの選び方

ブルーのトヨタ GRスープラのレーシングカーに装着されたENKEI RS05RRのホイール ENKEI

ENKEI Racing Revolution RS05RR(エンケイのレーシングレボリューション)は、15本の細いフィンと、センターへ落ち込むコンケイブを組み合わせたアルミホイールです。写真で深いRフェイスを気に入っても、実際に選べるフェイスはリム幅・インセット・P.C.D.によって違います。

さらに注意したいのが、20×10J+35/5H114.3にはMフェイスとRフェイスの両方が設定されていることです。インチやJ数だけを合わせても、注文したホイールの見た目が違う可能性があります。この記事ではENKEIのメーカー資料を使って、18・19・20インチのサイズ設定、フェイスの識別方法、重量、シルバーなどのカラー、価格改定、車種別の確認点を整理します。

すでに装着したい寸法が決まっている場合は、楽天市場でこのモデルの販売サイズと在庫を確認することもできます。ただし、通販の写真と実際のフェイスが一致するとは限らないため、次の表と製品表記を照合してください。

赤いトヨタ クラウンにENKEI RS05RRを装着した、前後のホイールが見える車両前方斜めの写真
赤いトヨタ クラウンの装着例。15フィンのデザインを車両全体から確認できます。

RS05RRの18・19・20インチ別サイズとF・M・Rフェイス

メーカーが用意するコンケイブは、落ち込みが比較的穏やかなFront(F)、中間のMiddle(M)、深いRear(R)の3種類です。これは前輪専用・後輪専用という装着位置の指定ではなく、ディスクのデザインを区別する名称です。どれを装着できるかは車体側の条件で決まります。

以下はENKEIの2025年版カタログのサイズ・価格表に載る主な設定です。表は日本仕様を比較しやすくするため抜粋したもので、全サイズ・全輸入車仕様の網羅表ではありません。2026年10月時点の在庫や継続生産を保証する表ではないため、購入前にメーカー公式の製品ページで最新情報を確かめてください。

18インチ:5H100でMを狙うなら9.5J+43が設定例

リム幅 インセット 穴数/P.C.D. フェイス
8.5J +42/+50 5H/100 F
9J +40 5H/100 F
9.5J +43 5H/100 M
8.5J +35 5H/114.3 F
9J +40/+35/+25 5H/114.3 F
9.5J +35/+22 5H/114.3 M
10J +30 5H/114.3 M
10J +22 5H/114.3 R
10.5J +35/+25/+15 5H/114.3 R
10.5J +22 5H/114.3 M

18インチは同じリム幅でも、10J+30はM、10J+22はRという違いがあります。さらに10.5J+22はMであり、「幅が広ければ必ずR」とも言えません。5H100と5H114.3の設定を混同しないことも大切です。前者を採用するGR86・BRZ向けのサイズ探しと、後者を採用する車種向けのサイズ探しは、同じ一覧の数字をそのまま置き換えることができません。

19インチ:9JでM、10JでRの設定例がある

リム幅 インセット 穴数/P.C.D. フェイス
8.5J +45/+35 5H/114.3 F
9J +40/+30 5H/114.3 M
9.5J +45/+35 5H/114.3 M
10J +40/+20 5H/114.3 R
10.5J +32/+15 5H/114.3 R
11J +16 5H/114.3 R

19インチでは、9J+40でもMフェイスが設定されています。深さを優先して10Jや10.5Jへ進む場合は、リム幅の拡大に伴ってタイヤも太くなることが多く、フェンダーとサスペンションの両側に余裕が必要です。なお、輸入車向けの5H112・5H120などには別のインセット設定があるため、上表は国産車用の参考例として使ってください。

20インチ:10J+35は同じ寸法でMとRがある

リム幅 インセット 穴数/P.C.D. フェイス
8.5J +45/+36 5H/114.3 F
9.5J +45/+35 5H/114.3 M
10J +35 5H/114.3 M(別設定)
10J +35 5H/114.3 R(別設定)
10J +30 5H/114.3 M
10.5J +24 5H/114.3 R
11J +32/+15/+0 5H/114.3 R

特に20×10J+35は2025年のカタログで「☆」が付いた仕様です。メーカーはこの印について「同一サイズでコンケイブフェイスが異なる」と明記しています。通販サイトの商品名に「20インチ・10J・+35・5H114.3」としか書かれていなければ、それだけでMとRを確定できません。ショップへフェイスタイプと品番を尋ねてから注文しましょう。

20インチは大径の見た目を得られる一方、組み合わせるタイヤの扁平率、ロードインデックス、外径、フェンダーの余裕も確認が必要です。特にセダンやSUVへ装着する場合は「20インチ対応」の表示だけでなく、実車の仕様を踏まえたマッチングが必要になります。

黒いメルセデスAMGのセダンにダークカラーの15フィンホイールを装着した前方斜めからの写真
ブラックのメルセデスAMGセダンの装着例。画像からインチやフェイスは確定できません。

RS05RRのRフェイスとMフェイスは何が違う?

20×10J+35・5H114.3の2仕様は、リム幅もインセットも同じです。ホイール中心からリム内外端までの理論的な位置は一致します。それでもフェイスが変われば、センター周辺のスポークの落ち込み方や、ブレーキキャリパーに向かうスポーク裏面の形状は同一とは限りません。

ENKEI RS05RRの20インチRフェイス。中央へ深く落ち込むスポーク形状が分かるホイール単体画像
20インチRフェイスの単体画像。細いフィンがセンターへ落ち込む形状が分かります。

このため「Mが入ったから同サイズのRも必ず入る」とは言えません。逆も同様です。装着例が見つかったら、インチとインセットだけでなく、フェイスタイプ、キャリパー、車高、タイヤサイズ、フェンダー加工の有無まで確認する必要があります。

18インチでFからMへ変更した場合のリム位置

フェイス選びに伴う寸法差を、5H100の18×8.5J+42(F)から18×9.5J+43(M)へ変更する例で計算します。リム幅は1インチ、つまり25.4mm増加し、左右に12.7mmずつ広がります。インセットは+42から+43へ1mm増えるため、外側のリム位置は約11.7mm外へ、内側は約13.7mm車体側へ移動します。

比較内容 計算上の変化 実車で確認すること
外側のリム位置 約11.7mm外へ フェンダーからの突出、タイヤの肩
内側のリム位置 約13.7mm車体側へ ストラット・インナー・アームとの距離
スポークの形 FからMへ変更 キャリパーの逃げ、スポーク裏面

この数値はリム幅の呼び寸法とインセットから求めた概算です。タイヤの膨らみ、アウターフランジ、キャンバー、車高、車両個体差は反映していません。メーカーはこの製品のアウターフランジ幅を15mmと案内しているため、実測のクリアランス確認を省略できるわけではありません。数字は購入候補を絞るために使い、装着可否は現車を基準に判断してください。

重量は何kg?MAT-DURA製法と鍛造モデルの違い

通常モデルはフル鍛造ホイールではありません。ENKEIのMAT-DURA FLOW FORMINGと呼ばれるリム成形技術を採用し、15フィンのデザインとレーシングホイールに求められる基本性能の両立を目指した製品です。「鍛造」という表記を見かけたら、後述する21インチのFORGEDと混同しないようにしましょう。

赤い日産スカイラインGT-R R34にダークカラーのホイールを装着したサーキットでの写真
サーキットで撮影された赤い日産スカイラインGT-R R34の装着例。

メーカーは重量をサイズ・フェイスごとに記載しています。2025年の資料から代表値を整理すると次のとおりです。「~」が付く数字は同じ幅の設定中の目安で、特定のインセットの1本を実測した数字ではありません。

インチと幅 フェイスの例 2025年メーカー表の重量目安
18×8.5J F 8.5kg~
18×9J F 8.9kg~
18×9.5J M 9.1kg~
18×10J M/R 9.6kg~/9.3kg
19×8.5J F 9.6kg~
19×9.5J M 9.8kg~
19×10J R 9.8kg~
20×8.5J F 10.2kg~
20×10J+35 M/R 10.9kg/10.6kg

同じ20×10J+35でも、メーカー公表重量に差があることは、MとRが単なる名前の違いではないことを示しています。ただし、この値だけから実車の加速や乗り心地の変化を断定することはできません。比較するならタイヤを含めた総重量、サイズ、用途を揃える必要があります。またメーカーは製造上の寸法公差による重量の誤差を明記しています。

古い資料には18×8.5J+42の8.22kgという数値もありますが、これは2014年公開のメーカー資料の値です。2025年の重量表とは発表時期が異なるため、旧公表値を現在販売される全仕様へ流用することは避けます。

シルバーとホワイトは現行色?中古を含むカラーの見分け方

現在の国内公式製品情報と2025年版カタログで確認できる通常モデルの掲載カラーは、Matte Dark Gunmetallic(マットダークガンメタリック)です。一方、過去のメーカー資料にはSparkle Silver(スパークルシルバー)やGlacial White(グレイシャルホワイト)の設定が載っています。過去に存在した色と、いま国内で新品注文できる色は分けて考える必要があります。

白いアウディS3スポーツバックにENKEI RS05RRを装着した、前後のホイールが見える写真
ホワイトのアウディS3スポーツバックに装着したダークカラーのホイール。
カラー 確認できる資料 探すときの注意
マットダークガンメタリック 2025年国内カタログ・公式製品画像 希望サイズの現行取り扱いと納期を照会
スパークルシルバー 2014年国内メーカー資料 旧在庫、海外仕様、中古品の区別が必要
グレイシャルホワイト 2014年国内メーカー資料 再塗装品との区別、色番号や刻印の確認

「シルバーが廃盤か」「ホワイトがまだ買えるか」は検索需要のある疑問ですが、公開資料だけでは国内向けの正式な生産終了日や全販売店の在庫までは確定できません。特に中古の4本セットは、色が似ていても塗り直しの有無、補修箇所、製造時期が異なる場合があります。写真だけで純正色と断定せず、販売店へ確認してください。

21インチの「RS05RR FORGED」は別製品

シルバーで検索した際に見つかるENKEI公式の鍛造モデルの製品情報は、WPSシリーズの21インチ鍛造モデルです。カラーはBright Silver(ブライトシルバー)。通常の18~20インチ品とは製法、サイズ、価格帯が異なります。「通常モデルに21インチがある」「ブライトシルバーは通常品の現行色」と読み替えないようにしましょう。

2026年の価格と、旧カタログ金額を混同しない方法

定価はサイズで異なりますが、2025年の価格をそのまま2026年の最新価格として記載するのは正確ではありません。メーカーは2026年6月4日に価格改定を告知し、6月末からRacing Revolutionなどの1ピース製品で17~19インチを税抜2,500円、20インチを税抜3,000円引き上げると案内しました。さらに同告知は、5月にも価格改定があったことを明記しています。

例えば2025年カタログの税込メーカー希望価格は、18×8.5Jの一部仕様で73,150円、19×8.5Jの一部仕様で84,700円、20×8.5Jの一部仕様で97,350円でした。しかしこれらは2025年資料の金額です。6月末の値上げ幅だけを足しても、その前の改定を反映できないため、現行定価を算出したことにはなりません。

最新の価格はENKEIの2026年価格改定告知を参照し、製品ページや販売店でサイズごとの税込価格を確認してください。通販では割引後の実売価格だけでなく、1本・4本セットの違い、送料、取付工賃、タイヤの有無を揃えて比較する必要があります。

楽天市場でENKEIの15フィンモデルの販売価格を比較する場合は、写真の色より先にフェイス、リム幅、インセット、P.C.D.の組み合わせを商品欄で確認してください。価格が安くても、希望していたRフェイスではなくMフェイスの出品という可能性があります。

GR86・BRZ、WRX STI、シビックTYPE R、BMWの適合確認

メーカーの車種別マッチング一覧には、GR86(ZN8)、BRZ(ZD8)、WRX STI(VAB)、シビックTYPE R(FL5)のほか、BMWの複数車種が掲載されています。ただし、この一覧は「車名が一致したら全サイズ装着できる」という保証ではありません。年式・グレードごとにブレーキと車体の条件が違い、メーカーは静止時を基準とする参考値であることを明記しています。

GR86 ZN8・BRZ ZD8:5H100のFからMへ広げる前に

この2車種を18インチで検討するなら、まず5H100の設定を見ます。前述のメーカー表では8.5J+42/+50がF、9J+40がF、9.5J+43がMです。ただし「5H100だから装着可能」という意味ではありません。とくに9.5Jへ幅を広げる場合、内側のクリアランスまで減るため、ストラットやインナーとの距離を測る必要があります。

また公式マッチング一覧にはGR86のBrembo装着グレードやBRZのBrembo装着グレードも別項目で存在します。ブレーキ仕様が違えばスポークとキャリパーの逃げを再確認する必要があります。装着写真が同じ型式でも、ブレーキと車高の条件まで同じとは限りません。

WRX STI VAB:9.5JのMと10JのRを同一視しない

VAB向けに候補を探す際、5H114.3の18×9.5J+35はM、18×10J+22はRという違いがあります。しかし、これらはメーカーに存在するサイズ例であり、両方がVABへ無加工で装着できるという推奨ではありません。STIやTYPE Sなどのグレード、純正ブレーキ、タイヤのサイズ、サスペンションの状態を照合してください。

特にRフェイスの装着画像では、車高調整やフェンダー側の処理が行われている場合があります。写真に記載されたホイールサイズだけを理由に、突出や干渉がないと判断することは避けてください。

シビックTYPE R FL5:穴数とキャリパーの両方を確認

FL5はメーカーの車種別一覧に掲載されていますが、過去の別世代TYPE Rの装着サイズをそのまま流用することはできません。大径ブレーキを備える車両では、P.C.D.やリム内径に加え、ディスク裏面とキャリパーとの位置関係が重要です。F・M・Rでスポーク形状が異なる以上、同一サイズに見えても現車での確認が必要です。

淡いグレーのホンダ シビックタイプR FL5にマルチスポークホイールを装着したフロント斜めからの写真
ホンダ シビックタイプR FL5の装着イメージ。適合は実際の車両仕様ごとに確認が必要です。

BMW・AUDI:専用ハブ、純正キャップ、取付ボルト

メーカーは輸入車向けに、BMW用φ72.5mm、AUDI用φ66.5mmの専用ハブセントリック設計を案内しています。一部の専用仕様では各ブランドの純正センターキャップに対応し、BMW、AUDI、VOLKSWAGEN、MERCEDES-BENZごとの対応キャップ品番も公式ページに掲載されています。

グレーのアウディA5スポーツバックにダークカラーの15フィンホイールを装着した前方斜めの写真
グレーのアウディA5スポーツバックの装着例。専用ハブ・ボルトの確認が必要です。

ここで見落としやすいのが固定部品です。輸入車への装着には別売りインポートカー用ボルトキットを案内しているため、ホイール単体の価格だけでは必要部品の総額を判断できません。また「BMW向け」の表記でも、世代によってP.C.D.やハブ径は異なります。注文時には車検証の型式だけでなく、車種・年式・グレードに合う仕様を確認してください。

適合一覧にはフェンダーから突出する可能性のある参考サイズへ「Cr」という注記が付く場合があります。ENKEIはタイヤ銘柄による断面幅の違いや、走行時の接触を保証できないことも案内しています。最終的な装着判断では、販売店にブレーキクリアランス、タイヤ外径、荷重条件、車体からの突出を確認してもらうことが重要です。

中古で探すなら、フェイスと4本の仕様を照合する

中古品では、出品タイトルに「18インチ」「9.5J」「ガンメタ」とだけ書かれ、フェイスが省略されているケースがあります。このモデルはデザインがサイズごとに違うため、写真だけでMかRかを判断しづらい場合があります。ホイール裏側のサイズ刻印・品番、P.C.D.、インセット、フェイスの表記を確認し、4本すべての写真と記載を揃えてもらうと比較しやすくなります。

特に前後でMとRを組み合わせたセットは、スタガー(前後異幅)仕様かもしれません。前後タイヤ幅やホイール幅が異なる場合、車によってはタイヤローテーションに制約が出ます。4WD車では前後外径の管理も重要になるため、見た目が好みという理由だけでセットを選ぶのは避けたいところです。

そのほかリム曲がり、クラック、内側のガリ傷、修理・再塗装歴、センターキャップ・エアバルブ・リムステッカーの有無を確認します。メーカーの通常品にはセンターキャップ、バルブ、リムステッカーが付属すると案内されていますが、中古品に同じ付属物が残っているとは限りません。

軽さでRPF1、デザインでGTC02と迷う場合

15フィンを中心へ落とす意匠を気に入っているなら、最初にこのモデルのF・M・Rのどれが装着可能かを確認するのが合理的です。希望する深さが選べない場合は、無理に太いリム幅へ進むのではなく、デザインの方向を変える選択もあります。

ENKEI RPF1の重量・サイズを調べた記事は、2×6スポークの軽量モデルを比較したい人向けです。ENKEI GTC02のサイズ・フェイスをまとめた記事は、ツインスポークの見た目や別のサイズ選択肢を比較する際に役立ちます。重量や価格の優劣は違うリム幅同士で断定せず、可能なら同一インチ・同一幅の公表値で見比べてください。

ほかの候補も検討したい場合は、ENKEIのメーカー別記事一覧から探せます。

最も間違えやすいのは、同一寸法でもフェイスが異なる設定を見落とすことです。商品写真だけで判断せず、インチ・J数・インセット・P.C.D.・フェイスの5点を揃え、最後に現車適合を確認してください。楽天市場で希望サイズの出品内容を確認するときも、M/Rの表記が不明なら注文前に販売店へ確認するのが確実です。

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