RAYS VOLK RACING CE28N-plus SL|最大400g軽量化と通常plusとの違い

赤いホンダ シビック タイプRとホイールを背景に「RAYS VOLK RACING CE28N-plus SL」「重量・サイズ・価格を解説」と記したアイキャッチ RAYS

RAYSのCE28N-plus SLを調べると、よく目にするのが「通常のCE28N-plusより最大400g軽い」という説明です。ただし、これは「18インチのSLはすべて400g軽い」という意味ではありません。また、同じリム幅でも通常のplusとはインセットが異なる設定があります。

このホイールを選ぶうえで本当に確認したいのは、軽量化の数字だけではなく、どのサイズが選べるか、通常モデルと何が変わるか、価格差はいくらか、愛車のブレーキや車体に合うかという点でしょう。ここではRAYS公式の両モデルのサイズ表を照合し、購入時に間違えやすい部分を具体的に整理します。

「CE28N-plus SL」と従来の「CE28 SL」は同じモデルではない

CE28シリーズには、以前から「SL」と呼ばれる軽量仕様が存在します。一方、今回取り上げるCE28N-plus SLは、現行のCE28N-plusをベースにセンター部・リム部の設計を見直したモデルです。中古品や販売店の在庫を「CE28 SL」という短い呼び方で探すと、旧世代のSLと新しいplus SLが混在するため、正式名称を区別する必要があります。

今回の新モデルの公式仕様は、RAYSのCE28N-plus SL製品ページで確認できます。RAYS公式が公表しているのは17・18インチ、鍛造1ピース、プレスドグラファイト(PG)、JWL+R Spec 2、ローレット加工という内容です。19インチはSLの国内掲載ラインアップにはありません。

RAYS VOLK RACING CE28N-plus SLのホイール単体。プレスドグラファイトの10本スポークと赤いステッカー、バルブを斜めから撮影
プレスドグラファイトのホイール単体。赤いステッカーと10本スポークの形状を確認できる。

なお、14・15インチの8スポークや16・18インチの10スポークとして知られるCE28Nは、今回のplus SLとは別モデルです。旧CE28Nのスポーク数による違い、公式サイズ・価格・製品コードについては、RAYS CE28Nの8スポーク・10スポーク比較記事で詳しく解説しています。ほかのRAYS鍛造ホイールを探す場合は、RAYSのモデル別カテゴリーも利用できます。

旧SLとplus SLを写真で判別するポイント

名称の混同を避けるには、正面の10本スポークだけでなく、リムの形状と加工表示を比べるのが有効です。専門店クラフトの実物比較では、従来のCE28 SLにはリム周辺に段差がある一方、plus SLのリム形状は異なり、リム面に「MADE IN JAPAN」「FORGED」などのマシニング加工が施されていることが確認できます。旧SLと今回の製品を同一品とみなして中古相場を比較するのは避けたいところです。

ホイールリムに刻まれたFORGEDの文字と内側のリム形状を拡大した写真
リムのFORGED刻印。旧型との外観比較で確認したい加工部分。

もう一つの違いがビードシート部のローレット加工。クラフトが比較した旧SLにはなく、plus SLには確認されています。これはビードとホイール間の相対的なずれを抑えるための加工です。商品写真が正面だけの場合は判断しづらいため、背面やビード部の写真、正式な製品名・品番を確認すると判別しやすくなります。比較写真はクラフトの旧SLとplus SLの実物比較記事を参照してください。

ダーク系ホイールのリム内側に施された細かな凹凸加工と段差の拡大写真
リム内側の凹凸加工のクローズアップ。正面写真では見えにくい部分。

なお、今回の新型は通常のCE28N-plusをベースにしたSLです。14・15インチの旧CE28Nや、旧CE28 SLのサイズ構成までこの記事に混ぜると選択条件が変わってしまうため、以下は新型の国内公式設定に限って説明します。

最大400g軽量化の意味――SLの重量は何kgなのか

RAYSは、ベースとなるCE28N-plusから最大約400gの軽量化を達成したと説明しています。センター部やリム部を切削し、実走行テストを繰り返しながらリム・スポーク形状を調整したという内容です。見た目のスポーク数を減らしたわけではなく、既存の鍛造1ピース構造を基にした設計変更です。

RAYS鍛造ホイールのセンターホールとナットホール周辺を拡大。スポークの根元と切削面が見える
ナットホールとセンター付近の造形。写真だけで単体重量は判定できない。

ここで重要なのは、メーカーの「最大400g」はSL本体の重さではなく、比較対象に対する軽量化量の最大値だということ。全仕様が一律400g軽いという資料ではなく、17×7Jや18×9.5Jなど全サイズの単体重量を一覧にした公式表も確認できません。ネット上で「18インチは何kg」と単一の数値を見つけても、J数・P.C.D.・FACE・測定条件が明らかでない数値をそのまま流用しない方が正確です。

また、RAYSサイズ表に表示される「7.2」「6.9」はディスク突出量(mm)、「530」「700」「720」は表示荷重記号(kg)です。ホイール自体の実重量を表す値ではありません。ここを取り違えると、7.2kgという誤った重量紹介につながります。

最軽量の試作品が最速とは限らなかった開発テスト

この製品ならではの興味深い点は、単なる軽量化競争で開発を終わらせなかったことです。RAYSの開発過程を紹介したレスポンスのメーカー協力によるPR記事では、GR86を使ったセントラルサーキットでの試験が紹介されています。

記事によると、軽さ優先の試作品と剛性とのバランスを意識した試作品には約190gの重量差がありましたが、軽い試作品ではなく、バランスを重視した試作品の方が0.12秒短いラップタイムを記録しました。これは特定の車両・コース・開発試作品での結果であり、市販品を装着すれば誰でも0.12秒速くなることを意味しません。

RAYS自身もCE28N-plus SLの開発過程をまとめたメーカー特設ページを公開しています。媒体の記事とあわせて確認すると、単なる重量数値の比較ではなく、走行試験を重ねて仕様を決めた経緯が分かります。

軽さだけで市販ホイールの優劣やラップタイムを判断するのは適切ではありません。SLの特徴は、軽量化と操舵応答・剛性感のバランスを実走行で確かめながら仕上げた点にあります。

鍛造ホイールでも設計思想は一様ではありません。6スポーク構造の別系統を調べたい場合は、RAYS TE37 SAGA S-plusの記事でサイズや重量の扱いを比較できます。

「最大400g」と開発テストの「190g」は別の比較

ここで混乱しやすい数字が2つあります。最大約400gはRAYSが市販のSLをベースモデルのplusと比べて説明する軽量化の最大値です。一方、約190gは開発中に検証した2種類の試作品どうしの差。基準となるホイールが異なるため、400gから190gを引いて完成品の重量差を算出することはできません。

数字何と何の比較か意味すること
最大約400g通常のCE28N-plusとplus SLメーカーが示す最大軽量化量。全サイズ一律ではない
約190g開発途中の2種類の試作品軽さを優先した試作品の方が軽量だった
0.12秒同じ開発テストにおけるラップタイム差その試験では、より軽い試作品より剛性のバランスを重視した試作品が速かった

ここでの190gと0.12秒は、あくまで開発試作品を使った特定条件の比較です。市販品の重量や装着した車両のタイム差にそのまま置き換えられない点に注意が必要です。

公式サイズ表にある数値は「実重量」ではない

SLの国内公式サイズ表にはディスク突出量と表示荷重記号の列があります。たとえば17×7J +44の「7.2」はディスク突出量(mm)、同じ行の「530」は表示荷重記号(kg)です。17×7Jの実重量が7.2kgや530kgという意味ではありません。ホイール重量を数値で知りたい場合は「17×7J +44・4H100・製品コード02187704492PG」のように寸法と品番を特定し、測定対象・付属物の有無まで確認した実測値で比べる必要があります。

17インチと18インチ――サイズ表から購入候補を特定する

SLの公式国内設定は17・18インチ。17インチは7Jから9.5J、18インチは7.5Jから11Jまで掲載されています。ただし、すべてのリム幅にすべての穴数・P.C.D.が用意されているわけではありません。さらにFACE1~FACE4も自由に選べるオプションではなく、各サイズ・インセットによって指定されています。

下表は、購入時によく比較しやすい設定をRAYS公式表から抜き出したものです。すべてメーカー希望小売価格・税込・ホイール1本あたりで、タイヤ・工賃・ナット類は含みません。

公式掲載サイズ穴数・P.C.D.FACE税込価格/1本製品コード
17×7J +444H100F1110,000円02187704492PG
17×7.5J +374H100F1111,100円02187753792PG
17×8J +434H100F1112,200円02187804392PG
17×9J +445H114.3F2114,400円02187904495PG
17×9.5J +395H114.3F2115,500円02187953995PG
18×7.5J +475H114.3F1121,000円02188754795PG
18×8.5J +445H114.3F2123,200円02188854495PG
18×9.5J +445H114.3F2125,400円02188954495PG
18×9.5J +525H120F2125,400円02188955221PG
18×10.5J +335H112F4127,600円02188053320PG
18×11J +335H112F4128,700円02188113320PG

たとえば17インチの4穴と18インチの5穴では、そもそも車両側の条件が違います。深いコンケイブの写真に惹かれても、該当するFACEが自分の車のP.C.D.に存在しなければ選択できません。FACE4は18インチの一部ワイドサイズで設定されているため、17インチや細いリム幅に同じ形状を期待しないようにしましょう。

購入候補はインチ・リム幅 → 穴数・P.C.D. → インセット・FACE → キャリパー対応欄 → 製品コードの順で絞ると、仕様違いを見落としにくくなります。全設定はRAYS公式のSLサイズ/価格一覧で確認できます。楽天市場でCE28N-plus SLの販売価格・在庫を確認する際にも、単品と4本セットの区別と製品コードを照合してください。

17インチ4H100でも、7Jと7.5Jでは外側への位置が変わる

ロードスター用などで17インチ・4穴・P.C.D.100を探すとき、リム幅の違いはインセット以上に重要になる場合があります。公式表にある17×7J +44と17×7.5J +37を比べてみます。リム幅の差は0.5インチ=12.7mmなので、左右に半分ずつ6.35mm広くなります。さらにインセットは+44から+37へ7mm減少します。

比較するSLの設定外側の公称リム位置内側の公称リム位置
17×7J +44を基準基準(0mm)基準(0mm)
17×7.5J +37約13.35mm外側約0.65mm外側=内側の余裕は約0.65mm増える計算

これはリム幅とインセットだけによる幾何計算です。J数の公称幅を基準とし、リムフランジ形状・タイヤ幅・キャンバー・フェンダー形状・ブレーキとの干渉は含みません。さらに7Jと7.5Jでは車両適合上の条件も変わるため、「+37の方が7mmだけ外へ出る」という理解では不十分です。数値は候補を比較する目安として使ってください。

FACE1~4はデザインの自由選択ではない

SLにはFACE1~FACE4が存在します。しかし購入画面でFACEを選ぶのではなく、メーカーのリム幅・穴数・P.C.D.・インセットごとにFACEが決まっています。たとえば17×7J +44・4H100はFACE1、18×9.5J +44・5H114.3はFACE2、18×9.5J +21・5H114.3はFACE4。写真で見た深いコンケイブを優先してFACE4を希望しても、必要な車両側寸法に適合する設定がなければ選べません。

さらに同じ18×9.5J・5H114.3でも+44(F2)、+37(F3)、+21(F4)、+11(F4)が国内公式表に掲載されています。外観だけで最も深いFACEを選ぶのではなく、装着できるインセットの範囲とブレーキクリアランスを先に確定させることが重要です。

製品コードとP.C.D.を最後までセットで確認する

購入ページに「18インチ 9.5J」とだけ書かれていても、その時点では車種に適合する商品を特定できません。同じ18×9.5Jでも、5H114.3・+44は02188954495PG、5H120・+52は02188955221PGで、穴数・P.C.D.もインセットも異なります。前者はGRヤリスRZのキャリパー対応記号がある設定、後者はFL5シビックタイプRのキャリパー対応車両例がある設定です。型番が似ていても相互に流用できません。

通常のCE28N-plusとSLは価格がいくら違う? 同じ幅でもインセットは異なる

通常のplusは17・18・19インチ、SLは17・18インチです。通常モデルにはダイヤモンドダークガンメタ(MM)、シャイニングブロンズメタル(SZ)、ブロンズ(アルマイト/BR)などが掲載されますが、SLの標準カラーはプレスドグラファイト(PG)です。そのため「カラーだけを変えて同じサイズを買う」という考え方では比較できません。

RAYSの通常plusとSLの国内価格表で、リム幅・P.C.D.・FACEが一致する設定を比較すると次のようになります。

比較条件通常plus/MMSL/PG税込価格差/1本
17×7J・4H100・F1+45/102,300円+44/110,000円+7,700円
17×7.5J・4H100・F1+38/103,400円+37/111,100円+7,700円
18×9.5J・5H114.3・F2+45/117,700円+44/125,400円+7,700円
18×9.5J・5H120・F2+53/117,700円+52/125,400円+7,700円

4組ともインセットが1mm異なります。 同じJ数・P.C.D.を前提とすれば、インセットだけを比較したリム位置はSL側が計算上1mm外寄りです。ただし、ディスク形状や突出量まで同じという意味ではありません。フェンダーへの収まりやキャリパーとの隙間は、リム位置の差だけで判断できません。

この表の4例では、通常plusのMMカラーに対してSLは1本7,700円高く、4本なら30,800円のメーカー希望小売価格差です。比較対象をSZやBRにすると通常plus側の価格も変わるため、すべてのカラーで7,700円差になるわけではありません。

判断の分かれ目は17・18インチでSLの設定が車両に合うかどうかです。条件が合い、軽量化と操舵応答を意識した仕様やPGカラーに価値を感じるならSLは候補になります。一方、19インチやブロンズ/SZカラーを希望するなら通常plusを検討する方が自然です。表の4例はリム位置も1mm違うため、価格差だけで単純な上位互換とは判断できません。

実売価格・販売本数・納期を確認する場合は、楽天市場のCE28N-plus SL販売情報で、公式表と同じ製品コード・インセットを指定して比較してください。

7,700円差になる条件と、2,200円差になる条件

前述の7,700円は、通常plusのMMカラーとSLのPGカラーを比較した税込希望小売価格の差です。通常plusのSZ/BRカラーではメーカー価格が異なります。例として17×7J・4H100では、通常plusのMMが102,300円、SZ/BRが107,800円、SLのPGが110,000円。したがってSLとの差はMM基準で7,700円、SZ/BR基準なら2,200円になります。ただしインセットは通常plusが+45、SLが+44なので、まったく同じ寸法・仕上げの製品同士の比較ではありません。

4本のメーカー希望小売価格差はMM基準なら30,800円、SZ/BR基準なら8,800円です。これにタイヤ、組み付け、バランス調整、必要に応じてナット/ボルト類、センターキャップ代などが加わります。ネット通販で価格を比較する際はホイール単品・2本セット・4本セット・タイヤ付きが混ざっていないかも確認しましょう。

通常モデルで19インチを希望する場合はSL側に設定がないため、そもそも価格比較の対象になりません。反対に17・18インチでPGカラーと軽量化設計が目的なら、単純な定価差だけでなく、正しいインセットを選べるかを先に確認する方が合理的です。

ロードスター・GR86/BRZ・GRヤリス・FL5での確認ポイント

RAYS公式サイズ表には、ブレーキキャリパー対応車両の例として「Ψ」「§」「〓」などの記号が付きます。これらはそのホイールが車体全体に無加工で装着できる保証ではありません。 記号が示すのは、対象キャリパーとのクリアランスに関する参考情報です。

検討する車種公式掲載の参考サイズ確認内容
NDロードスター/Brembo17×7.5J +37・4H100・F1サイズ表に「Ψ」。リム幅・タイヤ・フェンダー側は別途確認
GR86/BRZ・Brembo(ZN8/ZC8)18×8J +44・5H100・F2サイズ表に「§」。ブレーキ仕様と装着タイヤを照合
GRヤリス RZ18×8.5J +44・5H114.3・F2サイズ表に「〓」。同じ18インチでも9.5Jでは条件が変わる
シビックタイプR FL518×9.5J +52・5H120・F2車種名のキャリパー対応例あり。+44など別インセットは注記が異なる

例えばFL5向けの18×9.5J・5H120には+52、+44、+37の掲載があります。ただし+44と+37の行では公式欄に「FL5*」という注記が付きます。+52から安易に変更すればツライチになる、干渉しない、といった判断はできません。購入前に車高、タイヤ幅、ブレーキの改造有無、ハブやボルトの条件まで販売店と照合する必要があります。

また、GRヤリスRZのキャリパー対応記号があるからといって、RSや改造ブレーキ車まで同じ結果とは限りません。最終確認では、製品名だけではなく製品コード・車種の年式/グレード・現在のブレーキ仕様をセットで伝えることが重要です。

ロードスターNDとGR86/BRZは「4穴・5穴」の時点で候補が違う

NDロードスターでは公式表にある17×7.5J +37・4H100・F1(02187753792PG)が候補の一つです。この行の「Ψ」はNDロードスター/124 SpiderのBremboキャリパーに関する例を示しています。同じ17インチでも5H100のGR86/BRZ用の設定とは穴数が異なります。ホイール写真や車名の装着事例だけを見て選ばず、車両のP.C.D.と現在のブレーキ仕様を照合する必要があります。

グレーのマツダ ロードスターNDの側面。ダーク系の細身スポークホイールと赤いブレーキキャリパーが見える
ロードスターNDの装着イメージ。写真からリム幅・インセットは特定できない。

GR86/BRZのBrembo(ZN8/ZC8)に関しては、公式の記号「§」が付く設定を参照します。たとえば18×8J +44・5H100・F2(02188804496PG)。ただし記号はキャリパーに関する情報であり、タイヤの外径・車高・車体側干渉や車検適合まで証明するものではありません。また旧86/BRZのBremboの記号「▼」と現行GR86/BRZの「§」は別の凡例です。

夕暮れの屋外に停車したグレーのトヨタGR86。低い車高とダーク系のスポークホイールを斜め前から撮影
夕景のGR86装着イメージ。実際の適合は公式サイズ表と車両条件で確認する。

GRヤリス RZは18インチ・5H114.3の中でさらに絞る

公式表にある「〓」はGRヤリスRZのキャリパー対応参考例を指します。18×8.5J +44・5H114.3・F2(02188854495PG)と、18×9.5J +44・5H114.3・F2(02188954495PG)は、同じインセット・穴数でもリム幅が1インチ異なります。9.5Jを選べば必ずツライチになる、8.5Jなら必ず干渉しない、といった判断はできません。

またメーカーの凡例は「GR YARIS(RZ)」です。車種名が似ているという理由でRSや改造ブレーキ車も一律に同じ結果だと扱わないようにします。

FL5の18×9.5Jは+52・+44・+37で注記が違う

シビックタイプR(FL5/FK8)については、18×9.5J・5H120が複数掲載されています。+52はF2で「HONDA CIVIC TYPE R(FK8,FL5)」、+44はF2、+37はF3でそれぞれ「FK8*,FL5*」というアスタリスク付きです。+52のキャリパー対応表記を、そのまま+44や+37にも転用することはできません。インセットを減らすとリムが外へ移る傾向はありますが、ディスク形状やフェイスも関係するため、購入時は該当行の注意書きを確認しましょう。

赤いホンダ シビック タイプR(FL5)の前方と側面。ダーク系の細身スポークホイールと大型リアウイングが見える
赤いシビックタイプR(FL5)。ホイール装着写真と公式のキャリパー対応注記は区別する。

サーキット向けにブレーキキャリパーを変更した車両では、純正キャリパーを前提とした適合表が役立たないこともあります。車種・年式・グレード・ブレーキの仕様とともに、製品コードを販売店へ伝える方法が確実です。

プレスドグラファイト、赤いステッカー、センターキャップの扱い

SLを外観で見分けるポイントは、標準色のプレスドグラファイト(PG)です。RAYS公式では専用スポークステッカー2種と専用リムステッカーを付属品として案内しています。赤い差し色はこのシリーズの象徴ですが、ステッカーを貼る位置や仕上げは実物写真で確かめると分かりやすいでしょう。

スポーツ走行に関係する装備として、ビードシート部のローレット加工も採用。強いトラクション時にタイヤとリムの位置がずれるのを抑えるための加工ですが、これはSLだけに独占的に付く機能ではなく、通常のCE28N-plusにも公式表記があります。SLを選ぶ根拠を増やすために「SLだけローレット対応」と説明するのは誤りです。

ブランドロゴなどにはRAYSのA.M.T.(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)が使われます。ホイールそのものの加工表現と、付属のステッカーは別物なので、中古品のステッカー欠品と本体の真贋を短絡的に結び付けることも避けましょう。

スポークの細さや開口部の見え方を異なるデザインと比較したい場合は、VOLK RACING G025の構造・サイズを紹介した記事も参考になります。

赤い装飾は付属ステッカー、ロゴの切削加工とは別

プレスドグラファイトのホイール写真には赤いラインや文字が写っている場合がありますが、RAYSが付属品として記載するのは専用スポークステッカー(2種)と専用リムステッカーです。リムやスポークに施されたA.M.T.による切削表示と、貼付するステッカーを同じものと考えないようにしましょう。中古品を選ぶ場合は、ステッカーがないから偽物と判断するのではなく、ホイール本体の刻印・品番・寸法で照合します。

プレスドグラファイトのスポークに貼られた赤いVOLK RACINGとCE28N-plus SLのステッカーを拡大
スポークに貼られた赤いロゴステッカーの拡大。リム本体の切削刻印とは別。

キャップは別売、付属エアバルブと区別する

SLの公式付属品欄には専用ステッカーとNo.51 EUROPEAN ALUMINUM VALVE RAYS RDが示されています。一方、VR CAP MODEL-01 LOW MM/HI MMはオプション部品です。センターキャップが付属すると誤解して注文しないよう、販売セットの内容を確認してください。キャップの選択では、ホイールの対応表だけでなく、車両のハブ突出量とキャップ高さを照合する必要があります。

ホイールリムの赤いエアバルブとCE28N-plus SLロゴステッカーを接写した写真
赤いエアバルブとリムステッカー。付属するバルブと別売キャップの違いを確認。

販売ページでは、正式名称に加えて品番末尾の「PG」、穴数、P.C.D.、インセットまで一致しているかを照合します。これらを揃えることが、旧SLや別P.C.D.との取り違えを防ぐもっとも具体的な手順です。

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