RAYS CE28N-plusのサイズ・価格・重量|旧CE28Nとの違いと適合の注意点

RAYS CE28N-plusの記事アイキャッチ。赤いトヨタGR86とブロンズのホイール、サイズ・価格・重量の解説文字を配置 RAYS

RAYSのVOLK RACING「CE28N-plus」は、従来のCE28Nが持つ10本スポークの姿を継承しながら、現在のスポーツカーに求められる強度と剛性を見直した鍛造1ピースホイールです。

旧型と何が違うのか、17インチや18インチのほかに設定はあるのか、実重量は何kgなのか。購入前に確認したい点は、見た目以上に多くあります。

購入時に重要なのは、デザインだけでなくリム幅・インセット・P.C.D.・FACE形状・ブレーキキャリパーとの隙間を、同じサイズ品番で確認することです。この記事ではRAYSが公開する2026年版仕様・税込価格表を基に、迷いやすい項目を具体的な数値で整理します。

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CE28N-plusと旧CE28Nの違いは「スポークの中身」にある

最大の変更点は、10本スポークというおなじみの輪郭を保ちながら、構造を改めて設計したことです。旧CE28Nは軽量性を追求してきたモデルですが、RAYSは現代の車両の重量増加やハイパワー化を踏まえ、強度・剛性面を見直したと説明しています。

変更点は単なるリムの色やロゴではありません。スポークとリムの断面形状を再設計し、リムのウェル部を波形に処理。センター部のナットホール周辺は、CE28Nらしいティアドロップ状の造形を大きく深くする一方、従来の肉抜き穴を設けない構造へ変更しました。軽量化への配慮と剛性確保を両立させるための設計です。

CE28N-plusのブロンズホイール中央部とナットホール周辺の拡大写真
ブロンズカラーのセンター部。ナットホール周辺とスポークの付け根を拡大。

また、ビッグキャリパーへの対応を考慮してノーマルリム形状を採用。17〜19インチの各サイズには、条件に応じたFACEデザインが用意されています。

ローレット加工はタイヤとホイールのずれを抑えるためのもの

リムのビードシート部にはローレット加工が施されています。強い駆動力がかかった際にタイヤとホイールが相対的にずれると、トラクションの損失やタイヤバランスの変化につながることがあります。この加工は、ビード部の保持力を高めてずれを抑えるための仕様です。ただし、加工があるだけでタイヤのずれを完全に防止できるわけではありません。

つまり新型は、「昔のCE28Nと同じデザインの新色」ではありません。一方、剛性を見直したことだけで、旧型よりすべてのサイズで軽い、あるいは特定の車種で必ず走行性能が向上するとまでは言えません。重量や使用感は、比較する正確な品番とタイヤ条件をそろえて判断する必要があります。

製品の設計説明はRAYS公式の製品情報で確認できます。

17・18・19インチのサイズと価格|公式表から代表例を比較

RAYS公式の現行サイズ展開は17インチ、18インチ、19インチです。17・18インチだけを紹介する過去の情報では、現在のラインアップを確認しきれません。

設定されている穴数とP.C.D.の組み合わせは、4H/98、4H/100、5H/100、5H/108、5H/112、5H/114.3、5H/120。ただし、すべてのインチ・リム幅で全組み合わせが用意されているわけではありません。

下表はRAYS公式価格表から抜き出したダイヤモンドダークガンメタ(MM)の代表仕様です。メーカー希望価格は1本あたり・税込で、値引き後の販売価格ではありません。

サイズインセット穴数/P.C.D.FACE税込価格/1本
17×7J+454H/100F1102,300円
17×7.5J+384H/100F1103,400円
18×7.5J+485H/100F1113,300円
18×8.5J+455H/114.3F2115,500円
19×8J+485H/112F1134,200円
19×9.5J+555H/120F2139,150円

価格・サイズはRAYS公式の2026年8月4日付サイズ・価格表を参照。カラー、サイズ、改定時期で価格が異なります。最新情報はメーカーと販売店で再確認してください。

例えば18×8.5J・+45・5H/114.3のMMカラーを4本そろえた場合、メーカー希望価格の単純合計は462,000円(税込)です。ここにはタイヤ、取付工賃、ホイールナット、必要に応じたセンターキャップなどは含めていません。

同じシリーズでも「17インチだからこの価格」「18インチはすべて同じ金額」とはならないので、見積もりを比較するときはリム径だけでなく幅とカラーまで合わせてください。

FACE1〜FACE4のコンケイブは、インセットと切り離して選べない

このモデルにはFACE1〜FACE4のフェイス形状があり、センターへ向かうスポークの立体感が異なります。迫力のあるフェイスを選びたい場合、実際の選択肢を制限するのは車両側のクリアランスです。

CE28N-plusのブロンズカラー、強いコンケイブを持つ10本スポークの単体写真
コンケイブ形状が分かるホイール単体写真。実際のFACE設定はサイズ表で確認。

具体例として、19×9.5J・5H/114.3のMMカラーを見てみましょう。RAYS公式には次のような設定があります。

共通サイズインセットFACE税込価格/1本
19×9.5J・5H/114.3+45F2139,150円
19×9.5J・5H/114.3+22F3139,150円
19×9.5J・5H/114.3+12F4139,150円

リム幅を変えなくても、+45と+12ではホイールの取付位置の計算上、外側への張り出しが33mm違います。FACE4の形だけに注目して+12を選ぶと、フェンダーからのはみ出しや足回りとの干渉につながる可能性があります。

また、FACE番号はホイールのデザイン区分であり、タイヤを組んだ状態の出面や車両への装着可否を保証する記号ではありません。「欲しいFACE」からサイズを決めるのではなく、「装着できるサイズ」の中からFACEを選ぶという順序が安全です。

RAYS公式のFACEデザイン画像とサイズ別一覧を照らし合わせれば、同じホイール名でも見た目が違う理由を確認できます。

重量は何kg?メーカーの「表示荷重」と混同しない

鍛造1ピースの本モデルは軽量性を追求していますが、RAYSの通常版製品ページには全サイズの実重量を比較できる一覧が掲載されていません。そのため「18インチは一律○kg」と断言することはできません。

特に間違えやすいのが、メーカーのサイズ表にある「表示荷重記号(KG)」です。例えば17×7J・4H/100に「530」、18×8.5J・5H/114.3に「720」と記載されていますが、これはホイール本体が530kgや720kgという意味でも、5.30kgや7.20kgという実重量の意味でもありません。

実重量を比較したいなら、リム幅、インセット、カラーまで一致した品番の重量を販売店に確認するか、測定条件を明記した実測データを参照してください。ホイール単体、バルブ付き、タイヤ組み込み後では測定対象も異なります。

さらに軽量性を重視する人は後述するSL仕様も候補になります。ただし、派生モデルの軽量化数値を通常版そのものの重量と混同しないことが重要です。

GR86・ロードスター・WRX STI・シビックタイプRで確認すべきサイズ

RAYSのサイズ表にはキャリパークリアランス欄があり、特定のブレーキ仕様に関する対応記号や車種名が記載されています。これは購入前の有力な手掛かりですが、車種名が載っていることと、タイヤ・フェンダーを含めて無加工で装着できることは同じではありません。

下表は、キャリパークリアランス欄でメーカーが言及している仕様の例です。装着推奨サイズや適合保証として提示しているものではありません。

確認対象メーカー表にある仕様例確認できる内容
NDロードスター・Brembo17×7.5J +38/4H-100/F1キャリパー欄の「Ψ」にNDロードスター/124 Spider Bremboの記載
GR86/BRZ・Brembo18×8J +45/5H-100/F2キャリパー欄の「§」にGR86/BRZ Bremboの記載
WRX STI・6POT18×8.5J +45/5H-114.3/F2キャリパー欄の「η」にWRX STI 6POTの記載
シビックタイプR(FK8/FL5)19×9.5J +55/5H-120/F2キャリパー欄にFK8・FL5を明記

例えばNDロードスターでBremboのクリアランス記号があっても、車高やタイヤ幅、フェンダー内側、足回り部品の変更状況によって判断は変わります。WRX STIでも4POTと6POTで確認すべき条件が異なるため、グレード名だけでなく実際のブレーキ仕様まで伝える必要があります。

同じP.C.D.でも装着できない理由

適合確認では、穴数とP.C.D.の一致に加え、ハブ径、インセット、ブレーキクリアランス、表示荷重、タイヤ外径、フェンダーとの位置関係を確認します。

さらにRAYSは、5H/112や5H/120など一部のハブ取付仕様と荷重表示の組み合わせについて、装着できない車種を別資料で明示しています。例えば5H/120で表示荷重720kgの製品には、BMW X5の一部やテスラ モデルXなどの装着除外例があります。RAYS公式のホイール取付前の注意事項も必ず確認してください。

「ディスク突出」と「ハブクリアランス」も見落とさない

サイズ表の「ディスク突出」は、リムフランジよりディスクデザインが外へ出る寸法の確認に使う項目です。例えば17×7.5J・+38・4H/100・F1では7.17mmと記されています。タイヤの出面だけで判断せず、スポーク側の突出量も確認しましょう。

また、RAYSが表示するハブクリアランスはセンターキャップ取付面までの数値で、実際のクリアランスはセンターキャップの仕様によっても変わります。ハブが大きく突出する車両では、キャップを含む取付条件も販売店へ確認してください。

ブラックのRAYSロゴ入りセンターキャップを正面寄りの角度で撮影
ブラックのRAYSロゴ入りセンターキャップ。

MM・SZ・BRの3色と、オプションカラーの注意点

通常版の標準カラーは、ダイヤモンドダークガンメタ(MM)、シャイニングブロンズメタル(SZ)、ブロンズ〔アルマイト〕(BR)の3色です。

MMは濃いガンメタでスポークの輪郭を引き締めたい場合、SZはメタリックなブロンズの質感を求める場合、BRはアルマイト仕上げのブロンズを選びたい場合に検討しやすい色です。BRについては、RAYSが「デザイン面以外に未着色部分が発生する」と案内しているため、リム裏面なども塗装色で統一されていると考えないようにしてください。

色によって価格も変わります。例えば18×8.5J・+45・5H/114.3のメーカー希望価格はMMが115,500円、SZとBRが各121,000円(税込・1本)です。同じサイズであっても4本合計では22,000円の差になります。

加えて、マットブラック、ダッシュホワイト、マグブルーなどのオプションカラー設定があります。RAYSの案内では、選択するカラー区分によりMM価格から1本あたり税込3,300円、4,400円、または7,700円の追加設定があり、特約店のみの取扱いです。カラーによっては標準納期より1〜2か月程度延びる場合があるため、注文前に取扱可否と納期を確認してください。

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通常版とCE28N-plus SLの違い|最大400g軽量化の意味

軽量性を重視する場合は、派生モデルの「SL」も比較対象になります。ただし、単に同じホイールを色違いにしたモデルではありません。

比較項目通常版SL
サイズ展開17・18・19インチ17・18インチ
構造鍛造1ピース、ローレット加工鍛造1ピース、ローレット加工
標準カラーMM・SZ・BRプレスドグラファイト(PG)
軽量化の考え方軽量性と強度・剛性の両立通常版を基に最大400gの軽量化を公表
付属品の違いブラックのアルミバルブレッドのアルミバルブと専用ステッカー

「最大400g」はRAYSがSLについて公表している軽量化幅であり、すべてのサイズで必ず400g軽いという意味ではありません。また、通常版とSLでは同じリム径・幅でもインセットが違う設定があるため、通常版の適合情報をそのままSLに当てはめることも避けてください。

19インチや通常版の3色を希望するなら通常版、17・18インチで軽量化と専用カラーを重視するならSLが比較の出発点になります。SLの仕様はRAYS公式のSL製品ページで確認できます。

購入前に確認したい品番・キャリパー・付属品

購入時に避けたいのは、「希望のFACEと色が見つかったので、適合確認前に注文する」という買い方です。実車の仕様が分かる情報をそろえて、候補の品番ごとに確認してもらいましょう。

工場を背景にした夕景で、CE28N-plusを装着した青いトヨタGR86の前方斜め写真
ブルーのGR86に装着したホイールを夕景で撮影。
  1. 車両情報:車種・型式・年式・グレードと、ブレーキキャリパーが純正か交換済みか。
  2. 希望する仕様:17/18/19インチ、リム幅、穴数、P.C.D.、インセット、FACE、カラー。
  3. 足回りの状態:車高調やダウンサスの有無、キャンバー、フェンダー加工の有無。
  4. タイヤ:組み合わせる銘柄・サイズと、希望する外径や実際のタイヤ幅。
  5. 付属品と納期:センターキャップ、適合するナット類、必要な車種専用部品、4本分の在庫と納期。

通常版にはアルミバルブが付属しますが、センターキャップと車種専用パーツセットは別売りです。4本セットの価格が安く見えても、必要部品と取付費を含めた総額で比較した方が判断しやすくなります。

昔のCE28Nらしい軽量10スポークの造形を残しながら、現代のブレーキや車両性能に合わせた選択肢を求めるなら、本モデルは検討する価値があります。ただし、満足度を左右するのは名前やFACE番号よりも、実車条件に合う品番を選べるかどうかです。

6本スポークの方向性と比べたい場合はRAYS TE37 SAGA S-plusのサイズ・価格解説、別の鍛造スポーツデザインを見たい場合はRAYS G025の記事も参考になります。ほかのモデルはRAYSホイールのカテゴリー一覧から確認できます。

購入候補を決めたら、RAYS公式の最新仕様と照合したうえで、楽天市場の取扱商品について販売店に適合・納期を確認してください。

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