RAYS gramLIGHTS 57NRは、gramLIGHTSのRシリーズに加わった10本スポークの鋳造1ピースホイールです。
細身のスポークを均等に配置したシンプルなデザインですが、注目したいのは見た目だけではありません。スポーク間の剛性を高める「C-FORM」、インナーリムを強化する「H.S.PLUS」、ビードシート部のローレット加工など、強い入力が加わるスポーツ走行まで意識した構造が採用されています。
購入時に特に注意したいのがFACEの違いです。
同じ18インチでも、8.5JにはFACE 1とFACE 2、9.5JにはFACE 3が設定されており、リム幅とインセットによってスポークの落ち込み方が変わります。
さらに現在は通常モデルのほか、SPEC M、LIMITED、LIMITED IIも展開されています。
この記事ではRAYSの公式情報を基準に、重量、18・19インチ、FACE、派生モデル、センターキャップ、車種適合まで、購入前に確認しておきたい57NR固有のポイントを整理します。
最新のサイズや仕様はRAYS公式のgramLIGHTS 57NR製品ページで確認できます。
販売価格や在庫は楽天市場でRAYS gramLIGHTS 57NRを確認する。
- RAYS gramLIGHTS 57NRは何が特徴なのか
- RAYS gramLIGHTS 57NRの重量は何kg?
- 18インチは8.5JでもFACEが一つではない
- 18×9.5Jと19×10.5JにはEH2+を採用
- ローレット加工はタイヤのズレを抑える
- 19インチはF1からF3まで設定される
- 17インチには4H-100も設定されている
- 通常57NRとSPEC Mの違い
- LIMITEDはブラックメタルコートが特徴
- LIMITED IIはセンターキャップの扱いも通常モデルと違う
- 通常モデルのセンターキャップは別売
- 通常・SPEC M・LIMITED系は先にサイズを決める
- FL5シビックTYPE RではPCDだけで判断しない
- GR86・BRZはFACE選びとの相性が良いがサイズ確認は必須
- WRX STIやGRヤリスもキャリパークリアランスを確認する
- 57FXZと迷ったら10本スポークか複雑な造形かで考える
- RAYS gramLIGHTS 57NRは「自分の車で選べるFACE」を確認してから買う
RAYS gramLIGHTS 57NRは何が特徴なのか
通常モデルは17・18・19インチを設定する鋳造1ピースホイールです。
基本カラーはダークブロンズとグラスブラック。JWL+R Spec 1に適合し、ビードシート部にはローレット加工が施されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | RAYS gramLIGHTS |
| モデル | 57NR |
| 工法 | 鋳造1ピース |
| サイズ | 17・18・19インチ |
| 基本カラー | ダークブロンズ、グラスブラック |
| FACE | F1・F2・F3 |
| ビード部 | ローレット加工 |
| 通常モデルのセンターキャップ | 別売 |
57NRの外観で最初に目に入るのは10本スポークですが、この本数はデザインだけを狙ったものではありません。
複数のスポークへ入力を分散させ、その間をC-FORMで補強し、さらにインナーリム側へH.S.PLUSを採用する構成になっています。
つまり、「細い10本スポーク」という表面的な特徴だけでなく、ディスクからインナーリムまで一体で強度を考えていることがこのモデルのポイントです。
C-FORMはスポーク間に設けられた57NR固有の造形
C-FORMはスポーク開口部に設けられた立体的な形状です。
単純にスポークやリムを厚くするのではなく、必要な部分へ形状を追加することで剛性確保を狙っています。
正面から見ると10本の細いスポークが目立ちますが、斜め方向から見るとスポークとスポークの間が単純な平面ではないことが分かります。
この立体部分がC-FORMです。
57NRでは、
細いスポークによる軽快な見た目
と
強い入力に対応するための剛性
を両立させるための一つの答えとして、この形状を採用しています。
他のホイールへ商品名だけを入れ替えて説明できる部分ではなく、57NRを理解するうえで重要な構造です。
H.S.PLUSはインナーリム側を強化する
もう一つ重要なのがH.S.PLUSです。
High Strength+を意味し、インナーリム側へ特殊加工を施すことで、重量増加を抑えながら強度向上を狙った技術です。
ホイールへ掛かる力はディスク面だけではありません。
ハイグリップタイヤを使用したコーナリングや高出力車で強いトラクションを掛けた場合、リム側にも大きな負荷が掛かります。
57NRでは、
10本スポークで入力を分散
↓
C-FORMで開口部周辺を補強
↓
H.S.PLUSでインナーリムを高強度化
という構成になっています。
この部分を見ると、単なるドレスアップ用の10本スポークとは設計の方向性が違うことが分かります。
RAYSロゴにはA.M.T.によるマシニング加工
ディスク面に入るRAYSロゴには、A.M.T.(Advanced Machining Technology)によるマシニング加工が使われています。
ステッカーだけでブランド名を表現するのではなく、ホイール表面へ加工によって文字を入れる方式です。
遠目では10本スポークとFACE形状が目立ちますが、近くで見るとこうした細かな仕上げも57NRの特徴になっています。
RAYS gramLIGHTS 57NRの重量は何kg?

「57NR 重量」は購入前に調べる人が多い項目です。
しかし、ここは数字を安易に断定しない方が正確です。
公式サイズ表に単体重量は掲載されていない
RAYS公式のサイズ表には、
- リム径
- リム幅
- インセット
- FACE
- P.C.D.
- 穴数
- ハブ径
- 価格
- キャリパークリアランス
- 表示荷重記号
などが掲載されています。
一方で、各サイズのホイール単体重量を一覧にした項目はありません。
ここで間違えやすいのが、公式表に記載される「530」「690」「700」といった数字です。
これはホイールの重さではなく表示荷重記号です。
たとえば「700」と書かれていても、「ホイール重量が7.0kg」という意味ではありません。
そのため、公式表の荷重記号を実重量として紹介するのは誤りです。
実測値を見るならサイズを揃える
ネット上にはショップやオーナーによる実測重量が出ている場合があります。
参考にする場合は、
- 17・18・19インチのどれか
- 7.5J、8.5J、9.5Jなどのリム幅
- P.C.D.
- 穴数
- インセット
- バルブやセンターキャップの状態
まで確認した方がいいでしょう。
特に18インチは複数のリム幅とFACEがあるため、
「57NRの18インチは○kg」
という一つの数字でまとめるのは適切ではありません。
重量を重要視する場合は、購入予定と同じサイズの実測値を確認するのが確実です。
57NRは鍛造ではなく鋳造
RAYSにはVOLK RACINGのTE37やG025など鍛造ホイールもありますが、57NRは鍛造ではありません。
鋳造1ピースホイールです。
「RAYS=すべて鍛造」ではないので、この点は購入前に分けて考える必要があります。
鍛造モデルまで比較したい場合は、RAYSホイールの記事一覧からVOLK RACING系も確認できます。
18インチは8.5JでもFACEが一つではない

57NRで特に選択肢が多いのが18インチです。
重要なのは「18インチ」という数字だけではありません。
リム幅とインセットによってFACEが変わります。
代表的な設定を整理すると次のようになります。
| サイズ例 | インセット例 | FACE | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 18×7.5J | +45前後 | F1 | 比較的フラット |
| 18×8.5J | +45 | F1 | 穏やかなコンケイブ |
| 18×8.5J | +38 | F2 | F1より深い |
| 18×9.5J | +45・+38・+22・+12など | F3 | 深いコンケイブ |
18×8.5J +45と+38は見た目が違う
通販で特に注意したい部分です。
商品名に、
18×8.5J
と書いてあっても、すべて同じディスク形状ではありません。
+45ではF1、+38ではF2となる設定があります。
つまり装着写真を見て、
「8.5Jならこのコンケイブになる」
と判断することはできません。
57NRを外観重視で選ぶ場合は、
インチ → J数 → インセット → FACE
まで確認する必要があります。
シンプルな10本スポークだからこそ、F1とF2でスポークの落ち込み方が変わると、ホイール全体の印象もかなり変わります。
18×9.5JはFACE 3
18×9.5JではF3が設定されています。
F1やF2よりもセンター方向へのスポークの落ち込みが大きく、コンケイブを重視する人が注目しやすいサイズです。
ただし、
F3を履きたいから9.5Jにする
という順番で決めるのは危険です。
リム幅が太くなると、
- フェンダーからの突出
- インナー側への干渉
- タイヤ幅
- 車高
- キャンバー
- キャリパークリアランス
などの条件が変わります。
一部サイズはチューナーサイズとして扱われるため、純正状態の車両へ簡単に装着できるとは限りません。
先に車両へ収まるサイズを確認し、その範囲で選べるFACEを見る方が適切です。
18×9.5Jと19×10.5JにはEH2+を採用
57NRでは、ワイドなサイズに構造上の違いもあります。
通常モデルの18×9.5Jと19×10.5Jには**EH2+**が採用されています。
EH2+は、低い空気圧でタイヤを使用した際のビード落ちリスクを抑えるために使われるハンプ形状です。
ドリフトではトラクションを確保するため空気圧を低めに設定する場合があります。
そのような使い方まで考慮していることからも、18×9.5Jや19×10.5Jは単に、
「太い」
「コンケイブが深い」
だけのサイズではありません。
ホイール内部の仕様まで変わる点が57NRの面白いところです。
ローレット加工はタイヤのズレを抑える
ビードシート部にはローレット加工が施されています。
高いトラクションが掛かったとき、タイヤとホイールの位置がわずかにずれることがあります。
ローレット加工は、このタイヤとホイールのズレを抑えることを目的としています。
街乗り中心では意識することが少ない部分ですが、
- ハイグリップタイヤ
- 高出力車
- サーキット走行
- ドリフト
といった使い方では意味のある仕様です。
C-FORMやH.S.PLUSと合わせて見ると、57NRがRシリーズのスポーツモデルとして設計されている理由が分かります。
19インチはF1からF3まで設定される
19インチも一種類のFACEではありません。
代表的には次のような構成です。
| サイズ | FACE |
|---|---|
| 19×8J | F1 |
| 19×8.5J | F1 / F2 |
| 19×9.5J | F2 |
| 19×10.5J | F3 |
19インチになるとスポークそのものが長く見えるため、10本スポークの細さがより強調されます。
19×10.5JではF3が設定され、ワイドサイズらしい深いコンケイブになります。
ただし、大径化すればタイヤ側も変わります。
タイヤ価格、扁平率、乗り心地、重量、フェンダーとのクリアランスまで含めて考える必要があります。
そのため、
18インチより19インチの方が上
という単純な関係ではありません。
タイヤ選択肢やランニングコスト、スポーツ走行を重視するなら18インチを選ぶ理由もあります。
17インチには4H-100も設定されている
17インチには4H-100の設定があります。
18・19インチでは5穴が中心になるため、4穴車で57NRを検討する場合には17インチが重要になります。
ただし、
4穴でPCD100なら装着できる
という意味ではありません。
同じP.C.D.でも、
- インセット
- ハブ径
- ブレーキキャリパー
- フェンダー
- タイヤサイズ
によって条件は変わります。
穴数とP.C.D.は適合確認の入り口にすぎません。
通常57NRとSPEC Mの違い

現在は通常モデルだけではなく57NR SPEC Mもラインアップされています。
SPEC Mは17・18インチを中心とした仕様で、カラーはグロッシーブラック。
ブルー系のgramLIGHTSスポークステッカーも付属します。
通常モデルの黒系カラーはグラスブラックなので、
通常モデル=グラスブラック
SPEC M=グロッシーブラック
という違いがあります。
「黒い57NRが欲しい」という場合でも、同じ仕上げではありません。
SPEC Mは通常モデルの設計をベースにしながら、ストリートでの扱いやすさを意識した仕様として位置づけられています。
カラーだけでなく、設定されているサイズまで確認して選ぶ必要があります。
LIMITEDはブラックメタルコートが特徴

57NR LIMITEDでは、通常モデルとは大きく印象の異なるブラックメタルコート系の仕上げが採用されています。
さらに蛍光イエローのスポークステッカーを組み合わせる仕様です。
ダークブロンズやグラスブラックより金属的な質感が強く、同じ10本スポークでも足元の見え方が大きく変わります。
通常カラーでは物足りないものの、ホイール形状自体は57NRを選びたい人には比較対象になります。
LIMITED IIはセンターキャップの扱いも通常モデルと違う
57NR LIMITED IIはセミグロスブラックを採用した派生モデルです。
スポークステッカーには、
- フロストレッド
- フロストブルー
- フロストグリーン
が用意されています。
さらに、ここは通常モデルとの違いとして重要ですが、LIMITED IIではNo.14 GL CAP BK/BKが付属品として案内されています。
したがって、
「57NRはすべてセンターキャップ別売」
という説明は正しくありません。
通常モデルとLIMITED IIでは付属品が異なります。
通常モデルのセンターキャップは別売
通常仕様ではエアバルブが付属しますが、センターキャップは別売です。
そのため商品画像でセンターキャップが装着されていても、販売商品に含まれているとは限りません。
通販で購入する場合は、
- ホイール1本なのか
- 4本セットなのか
- センターキャップ付きなのか
- タイヤ付きなのか
まで確認する必要があります。
ホイール本体を購入したあとからセンターキャップを4個追加すると、想定していた総額より高くなることもあります。
通常・SPEC M・LIMITED系は先にサイズを決める
現在は複数の仕様があるため、カラーだけを見て選ばない方がいいでしょう。
| モデル | 主なサイズ展開 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 通常モデル | 17・18・19インチ | ダークブロンズ、グラスブラック |
| SPEC M | 17・18インチ | グロッシーブラック |
| LIMITED | 17・18・19インチ | ブラックメタルコート系 |
| LIMITED II | 17・18インチ | セミグロスブラック |
重要なのは、モデルによってサイズ展開が同じではないことです。
選ぶ順番は、
必要なインチとJ数を決める
↓
そのサイズが存在するモデルを確認する
↓
最後にカラーを決める
の方が失敗しにくくなります。
FL5シビックTYPE RではPCDだけで判断しない
FL5シビックTYPE Rでは5H-120のサイズが候補になります。
公式サイズ表にはFL5を含むシビックTYPE Rのキャリパークリアランスに関する記載があります。
しかし、
5H-120ならどの57NRでも装着できる
という意味ではありません。
FL5は大型ブレーキを採用しているため、
- スポーク裏とキャリパー
- インセット
- フェンダー側
- インナー側
- タイヤ幅
まで確認する必要があります。
メーカーのキャリパー対応表も参考情報として扱い、最終的なサイズは車両状態と合わせて判断する必要があります。
GR86・BRZはFACE選びとの相性が良いがサイズ確認は必須

GR86やBRZでは5H-100設定が候補になります。
18×8.5JにはF1とF2があるため、サイズ選択によって見た目の変化を狙いやすい組み合わせです。
一方で、Brembo装着車、純正車高、ローダウン車、キャンバーを付けた車両では条件が異なります。
他車の装着写真を見て、
「GR86で8.5Jだから自分も同じ」
とは判断できません。
特に+45と+38ではFACE自体が違うため、装着例を見るときもインセットまで確認することが重要です。
WRX STIやGRヤリスもキャリパークリアランスを確認する

WRX STIやGRヤリスのような大型ブレーキを採用する車両も、P.C.D.だけでは適合を判断できません。
ホイール外径が大きくても、ディスク裏側とキャリパーが干渉する可能性があります。
購入前には、
- 車種・型式
- ブレーキ仕様
- 穴数・P.C.D.
- インチ
- J数
- インセット
- キャリパークリアランス
- フェンダー側
- インナー側
- タイヤサイズ
- FACE
の順に確認すると整理しやすくなります。
FACEは適合確認のあとに選ぶのがポイントです。
57FXZと迷ったら10本スポークか複雑な造形かで考える
同じgramLIGHTSで比較されやすいモデルに57FXZがあります。
57NRは10本スポークとFACEによるコンケイブがデザインの中心です。
対して57FXZは、より複雑なスポーク形状と立体的な造形が特徴です。
そのため、
細身の10本スポークとコンケイブを重視するなら57NR
複雑なディスクデザインを重視するなら57FXZ
という分け方ができます。
57FXZについてはRAYS gramLIGHTS 57FXZの記事で詳しく紹介しています。
RAYSのほかのシリーズも含めて比較したい場合は、RAYSホイールの記事一覧から確認できます。
RAYS gramLIGHTS 57NRは「自分の車で選べるFACE」を確認してから買う
57NRを購入するとき、最も重要なのは写真に写っているコンケイブだけを見てサイズを決めないことです。
18インチでも8.5JにはF1とF2があり、9.5JはF3になります。
19インチもリム幅によってFACEが変わります。
つまり、商品名とインチが同じでも見た目は同じではありません。
さらに18×9.5Jと19×10.5JではEH2+が採用されるなど、サイズによって内部仕様にも違いがあります。
重量についても、メーカー公式では各サイズの単体重量を一覧公開していません。
通常モデル、SPEC M、LIMITED、LIMITED IIではカラーだけでなくサイズ展開や付属品も異なります。
そのため57NRを選ぶときは、
車両へ装着できるサイズを確認する
↓
そのサイズで選べるFACEを見る
↓
通常モデル・SPEC M・LIMITED系から仕様を選ぶ
という順番が分かりやすくなります。
C-FORM、H.S.PLUS、A.M.T.、ローレット加工、EH2+まで見ると、57NRは単なる10本スポークのドレスアップホイールではありません。
サイズ選択そのものが性能と外観の両方に関わるモデルです。
最新サイズとキャリパー情報はRAYS公式のgramLIGHTS 57NR製品ページで確認できます。
購入候補のサイズが決まったら、楽天市場でRAYS gramLIGHTS 57NRの販売価格と在庫を確認する。
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