RAYS ZE40の重量・価格・サイズ|15〜18インチとロードスター適合を検証

RAYS VOLK RACING ZE40の特集アイキャッチ。青いスポーツクーペとホイール、重量・サイズ・価格の見出し RAYS

RAYSのVOLK RACING ZE40を選ぶ際、気になるのは重量だけではありません。15インチから18インチまでの設定がありますが、リム構造やコンケイブの形状はサイズによって異なります。

特に見落としやすいのが、15・16インチにはローレット加工がないこと。そして、NDロードスター向けにキャリパークリアランス情報が掲載されていても、Brembo装着車や一部グレードは対象から除外されていることです。

また、2026年に公開されたTE37・CE28との比較試乗では、本モデルが最も軽い重量を記録しました。ただし、3モデルのリム幅は完全に同一ではありません。

この記事では、RAYS公式仕様・税込価格と第三者の実測データを照合し、購入時に間違えやすいサイズ選択、重量の比較条件、ロードスターへの装着判断を具体的に整理します。

15〜18インチ展開|小径モデルにはない加工とは

VOLK RACINGの40周年にあたる2014年に登場した本モデルは、ハイグリップタイヤから伝わる大きな入力に対応することを意識した鍛造1ピースホイールです。

10本スポークを採用し、スポークの断面やセンター周辺の形状を工夫することで、強度・剛性の確保と軽量化の両立を追求しています。

スポークからセンター、リムに至るまで全体を一体として設計している点が特徴です。

RAYS VOLK RACING ZE40のダイヤモンドダークガンメタ色ホイールを斜め前から撮影

RAYS公式が公表する基本仕様は次のとおりです。

項目公式仕様
ブランドVOLK RACING
製法鍛造1ピース
サイズ15・16・17・18インチ(仕様欄)
スポーク10本
安全基準JWL+R Spec 2
標準カラーMM/BR
オプションカラーSZほか
ローレット加工17・18インチに採用
センターキャップ別売

出典:RAYS公式製品情報・サイズ表

なお、公式仕様欄には17インチも記載されていますが、2026年10月26日に確認したオンラインのサイズ・価格一覧では17インチの掲載行を確認できませんでした。

過去に販売された17インチの実測データも存在しますが、現在新品で注文できるかどうかは別問題です。希望するサイズがある場合は、メーカー品番を指定して販売店に確認してください。

ダークカラーのホイール表面に刻まれたFORGEDの文字を拡大した写真
鍛造ホイールの表面に刻まれたFORGEDの文字

ローレット加工がない15・16インチをどう考えるか

ローレット加工とは、タイヤのビードが接触するリム部分に細かな凹凸を設け、強い加減速などでタイヤとホイールが相対的にずれることを抑えるための加工です。

RAYS公式では、通常モデルについて「15/16インチを除く」と明記しています。

インチローレット加工サイズ選択時の着眼点
15なし小径タイヤとブレーキクリアランス
16なしタイヤ外径とサイドウォールの高さ
17ありスポーツ走行時のタイヤとの組み合わせ
18ありブレーキ、ワイドタイヤ、フェンダーとの位置関係

小径サイズだから性能が劣るという意味ではありません。重量、タイヤ外径、サイドウォールの高さ、ブレーキとのクリアランスなど、車両に合った条件で選ぶことが重要です。

サーキットで強い駆動力や制動力をかける使い方を想定している場合は、この加工の有無も選択基準になります。

ZE40のサイズ・価格|公式表から選ぶ代表的な設定

メーカー希望価格はリム径だけで決まりません。リム幅やカラーによって異なり、同じサイズでもP.C.D.やインセットの選択肢があります。

以下は2026年10月に確認したRAYS公式オンラインサイズ・価格表から、ダイヤモンドダークガンメタ(MM)の代表的な仕様を抜粋したものです。

サイズ・インセット穴数/P.C.D.FACE税込価格/1本
15×7J +484H/100F173,700円
15×7J +354H/100F273,700円
15×7J +244H/100F373,700円
15×8J +254H/100F377,000円
16×7J +364H/100F378,650円
18×7.5J +485H/100F0115,500円
18×8J +455H/100F0117,150円
18×8.5J +505H/114.3F1118,800円

※1本あたりの税込メーカー希望価格です。タイヤ、ナット、センターキャップ、工賃等は含みません。公式の掲載サイズ・価格・受注可否は変更される場合があります。

価格だけで比較すると、15×7JのMMカラーを4本購入した場合は294,800円。18×8.5J +50なら475,200円です。メーカー希望価格ベースで180,400円の差になります。

さらにブロンズ(アルマイト/BR)は、上表の代表サイズではMMより1本あたり5,500円高く設定されています。4本では22,000円の違いです。

実際の販売価格は店舗ごとに異なるため、楽天市場で販売価格・在庫を確認する際には、インチだけでなくリム幅、インセット、穴数、P.C.D.、カラーまで同じ条件で比較してください。

FACE1〜FACE3の違いは、インセットと一緒に考える

同じ15×7Jでも、+48・+35・+24には異なるFACEが割り当てられています。

この3サイズはリム幅が同じため、インセットだけでホイールの取付位置を比較できます。

15×7J・4H/100FACE+48との位置関係
+48F1基準
+35F213mm外側
+24F324mm外側

この差はホイールの取付面を基準にした計算です。

例えば+48から+24へ変更すると、ホイール全体は24mm外側に移動します。内側にはその分の余裕が生まれますが、外側のフェンダークリアランスは減少します。

また、スポーク形状そのものもF1・F2・F3で異なるため、インセットが小さくなれば必ずブレーキキャリパーを避けられるとは限りません。

ブロンズアルマイト色の10本スポークホイールを斜めから撮影した深いディスク形状
斜め方向から見たスポークの落ち込みとリム形状

深いコンケイブを優先するなら、最初に希望のFACEを決めるのではなく、装着可能なサイズを確認してから、その範囲で選ぶことが必要です。

18インチはFACE0系からワイドリムまである

18インチの設定では、比較的浅いF00・F0から、幅の広いサイズに対応するF3・F4までの形状が確認できます。

ただし、すべてのFACEを同一のリム幅・P.C.D.で選べるわけではありません。

例えば18×8J +45・5H/100はF0です。一方、18×11J +15・5H/114.3ではF4が設定されています。

リム奥行きが見えるブロンズ系10本スポークホイールの斜め写真
ブロンズ系ホイールのリム奥行きとスポーク形状

この2つはリム幅も取付条件も大きく異なります。F4の外観を求めて、車両への適合確認をせずにサイズを選ぶことは避けるべきです。

また、メーカーの価格表にある「表示荷重記号(KG)」はホイール自体の重量ではありません。18インチの欄に700と記載されていても、それを7.00kgという実重量として解釈しないよう注意してください。

ZE40をNDロードスターに装着する前に確認すること

NDロードスターでは、15インチの複数サイズがRAYS公式のキャリパークリアランス欄に掲載されています。

山並みを背景にダークグレーのマツダNDロードスターとダーク色ホイールを撮影
マツダNDロードスターのホイール装着イメージ。適合はグレードとブレーキ仕様の確認が必要

しかし、ここで重要なのは「ROADSTER(ND)」という車種名だけで判断しないことです。

例えば15×7Jの+48、+35、+24には、公式表でロードスターNDの記載があります。ただし、いずれにも「Brembo、NR-A、RS除く」という条件が付いています。

サイズFACERAYS公式の確認条件
15×7J +48F1ND/Brembo・NR-A・RS除外
15×7J +35F2ND/Brembo・NR-A・RS除外
15×7J +24F3ND/Brembo・NR-A・RS除外
15×8J +25F3ND/Brembo・NR-A・RS除外

この表はメーカーのキャリパークリアランス欄を整理したもので、タイヤを組み込んだ状態でフェンダー内に収まることや、無加工で装着できることを保証するものではありません。

特にRSやNR-Aでは、標準グレードとはブレーキや足回りの仕様が異なります。Bremboキャリパー装着車も、上記サイズの確認対象には含まれていません。

ロードスターRFについても、同じND系という理由だけで幌車と同じ判断をしてはいけません。

16インチに上げればキャリパー干渉を避けられるのか

ホイール径を15インチから16インチへ大きくすれば、必ずブレーキキャリパーが収まるというわけではありません。

ブレーキとの隙間は、ホイール内径だけでなく、スポーク裏側の形状、ディスクの突出量、取付面からの距離によって変化します。

16×7J +36にはF3の設定がありますが、これをNDロードスターのすべてのブレーキ仕様に適合するサイズとして扱うことはできません。

メーカー表に明確な確認車種が掲載されていない場合は、購入する販売店でキャリパークリアランスを確認する必要があります。

さらに車高調の装着車では、タイヤとスプリングシートの位置関係も変わることがあります。

外側のフェンダー、内側のサスペンション、ブレーキの3か所を別々に確認することが重要です。

現行のサイズ・グレード別条件はRAYS公式のサイズ・キャリパークリアランス表に掲載されています。

ZE40の重量は何kg?実測値とTE37・CE28の比較

軽量な鍛造ホイールを探す際、同じモデルであっても「何インチ・何J・インセットはいくつか」を一致させて重量を確認する必要があります。

RAYS公式ではすべての設定サイズの実重量を一覧で公表しているわけではありません。

そこで、実際に計測された数値と、2026年に公開された比較試乗データを見ていきます。

16・17・18インチの実測重量

ホイールの実重量を調査している「実測軽量ホイールズ」では、通常モデルの複数サイズについて個別の計測結果が公開されています。

サイズインセット穴数/P.C.D.実測重量
16×7.5J+354H/1005.70kg
17×7J+485H/114.36.75kg
17×8J+385H/114.37.25kg
18×7.5J+485H/1007.90kg
18×8J+455H/1007.90kg
18×8.5J+505H/114.38.10kg

出典:実測軽量ホイールズの重量データ一覧

※実測重量には過去に販売されたサイズも含まれます。 特に17×7J +48・5H/114.3と17×8J +38・5H/114.3は実測記録がありますが、2026年10月26日に確認したRAYS公式オンラインサイズ・価格一覧には掲載されていません。

また、16×7.5J +35・4H/100についても、同じ一覧で現行の注文用価格を確認できませんでした。

実測データが存在することと、現在新品で注文できることは異なります。過去サイズや中古品を探す場合も、メーカー品番と販売状況を確認してください。

なお、上記の重量は第三者が実際に測定した値であり、メーカーが現行の全生産ロットについて保証する公称重量ではありません。測定対象やバルブ、バランスウェイトの有無などで条件が異なる場合があります。

特に16×7.5J +35の5.70kgは、アルミバルブを含み、バランスウェイトを装着していない状態での測定値です。

異なるサイズを並べて「18インチは8kg前後」と単純化すると、実際の購入品との重量差を見落とす可能性があります。

TE37 SAGA S-plus・CE28N-plus SLとの実走比較

自動車メディアのMotor-FanおよびREVSPEEDでは、NDロードスターを使用し、3種類のVOLK RACINGを比較した試乗結果が公開されています。

タイヤは215/40R17のDIREZZA ZIIIで統一され、ホイールの違いによる走行感覚が検証されています。この比較はREVSPEEDの2025年11月号に掲載された内容に基づきます。

モデルリムサイズ実測重量
TE37 SAGA S-plus17×7.0J7.29kg
CE28N-plus SL17×7.0J7.12kg
ZE4017×7.5J6.87kg

出典:Motor-Fanの3モデル比較試乗記事

注目したいのは、3モデルの中で最もリム幅が広い17×7.5Jが、今回の測定では最も軽い6.87kgだったことです。

TE37との差は0.42kg、CE28との差は0.25kg。ただし、比較したホイールはリム幅が同じではないため、この重量差をシリーズ全体の優劣と解釈することはできません。

走行評価でも違いが現れています。

  • TE37:ドライバーが扱いやすい安定したフィーリング
  • CE28:自然でスムーズな応答と操作感
  • 今回の10本スポークモデル:素早い応答性と高いグリップを生かす方向の特性

一方、本モデルは操作のスイートスポットが比較的狭いという評価も示されています。

この結果から考えると、街乗りを中心に自然な扱いやすさを求めるならTE37やCE28も比較する価値があります。

タイヤの高いグリップ性能を使い、シャープな応答を重視する場合には本モデルの方向性が合う可能性があります。

ただし、これらは特定の車両・タイヤ・試乗条件での評価です。すべての車種やタイヤで同じ違いが生じると断定することはできません。

10本スポークでもCE28N-plusとは性格が異なる

CE28N-plusも10本スポークの鍛造ホイールですが、デザインが似ているからといって同じ製品特性を持つわけではありません。

CE28系は軽量スポーツホイールとして発展してきたシリーズです。現在のCE28N-plusでは、車両の高出力化や重量増加を踏まえ、従来モデルから強度・剛性面が再設計されています。

一方、今回紹介しているモデルは登場時から高いグリップ性能を持つタイヤによる入力を想定し、10本スポークとセンター周辺を含めて剛性を追求してきました。

両者の比較で注意したいのは、重量だけでなく、同じインチで選択できるリム幅・P.C.D.・FACEに違いがあることです。

CE28N-plusは17〜19インチの設定であるのに対し、こちらには15・16インチも用意されています。そのため、小径ホイールを検討する場合は、そもそも比較できるサイズが異なります。

逆に19インチを希望する場合、通常モデルの国内公式掲載サイズには含まれていません。

CE28側の現行設定や旧CE28Nとの変更点は、当サイトのRAYS CE28N-plusのサイズ・重量・旧モデル比較記事で整理しています。

また、6本スポークのデザインやTE37の特性を比較したい場合は、TE37 SAGA S-plusのサイズ・重量・価格解説も参考になります。

カラー選択はMM・BR・SZの価格差にも注意

RAYS公式の通常仕様では、ダイヤモンドダークガンメタ(MM)とブロンズ(アルマイト/BR)が標準カラーとして案内されています。

ダイヤモンドダークガンメタ色のRAYSホイールを斜めから捉えたスポークとリムの形状
ダイヤモンドダークガンメタ(MM)のスポークとリム形状

MMは濃いガンメタで、スポークのエッジや立体感が分かりやすい色です。BRはVOLK RACINGらしいブロンズの印象を重視したい場合に向いています。

ブロンズアルマイト仕様のVOLK RACINGホイール単体を斜め前から撮影
ブロンズアルマイト(BR)の10本スポークデザイン

また、シャイニングブロンズメタル(SZ)も製品画像やオプションカラーとして掲載されています。ただし、BRとは仕上げが異なり、通常のMM・BRと同じ価格条件ではありません。

BRのアルマイト仕上げについては、デザイン面以外に未着色部分が生じる場合があることをメーカーが明記しています。

ホイールの裏側まで同じ色で処理されていると考えないようにしてください。

オプションカラーの追加費用

メーカー公式のオプションカラー設定では、MM価格を基準として次の追加料金が設けられています。

カラー区分追加料金/1本・税込
OP-23,300円
HL・IG・MR4,400円
SZ・SI・HM7,700円

シャイニングブロンズメタル(SZ)は、ブロンズアルマイト(BR)とは異なるカラー設定です。見た目だけでなく価格条件も確認してください。

オプションカラーは標準品より納期が1〜2か月程度長くなる場合があります。

希望するカラーが選択できるか、追加費用がいくらになるかは、購入するサイズと販売店の取扱条件を確認してください。

購入時はサイズ品番とキャリパー条件をセットで確認する

ネット通販で価格を比較するときに注意したいのは、同じホイール名とインチ数でも仕様が違うことです。

例えば17インチの過去販売品が見つかっても、P.C.D.が合わなければ装着できません。また、インセットやFACEが異なる場合、スポーク裏面とブレーキキャリパーの隙間が変わります。

購入する際は、以下の情報を販売店へ伝えると確認がしやすくなります。

  • 車種・型式・年式・グレード
  • 純正または交換済みのブレーキキャリパーの仕様
  • 希望するホイールサイズ・P.C.D.・インセット・カラー
  • 装着予定のタイヤサイズ
  • 車高調やローダウン、フェンダー加工の有無
  • センターキャップや取付ナットなど必要な付属品

ホイール本体にはRAYSのハイスピードコントロールバルブが付属しますが、センターキャップと車種専用パーツセットは別売です。

黒いRAYSホイール用エアバルブを斜め上から撮影
ホイール用エアバルブの外観

キャップにはLOW・HIタイプなどの選択肢があり、車両側のハブ突出量によって適切なものが異なります。ホイール本体の価格だけでなく、部品代と取付工賃も含めて比較してください。

側面に高さのあるブラックのRAYSセンターキャップ
高さのあるRAYSセンターキャップ。対応品番はホイールと車両条件を確認

また、通常モデルとは別にCOMPETITION仕様やZE40Xなどの派生製品があります。用途やサイズ構成が異なるため、通販では正式な商品名と品番を確認する必要があります。

楽天市場でVOLK RACINGの取扱商品を確認する

選択の決め手は軽さだけでなく、必要なサイズと走行特性

今回確認した実測比較では、17×7.5Jのホイールが6.87kgを記録し、17×7JのTE37 SAGA S-plusやCE28N-plus SLより軽い結果となりました。

しかし、その数値だけで購入を決めるのは早計です。

ロードスターで15インチを検討する場合は、まずグレードごとのブレーキ条件。スポーツ走行向けに17・18インチを検討する場合は、ローレット加工やタイヤとの組み合わせ。コンケイブを重視する場合は、希望するFACEとインセットが車体に収まるかが判断材料になります。

特に15×7Jでは、同じ価格でも+48・+35・+24によって外側への張り出しとFACEが変わります。ここは単にデザイン写真を見比べるだけでは分かりにくい部分です。

ブルーのトヨタGR86にブロンズ系ホイールを装着した夜間のフロント斜め写真
ブルーのトヨタGR86とブロンズ系ホイールの組み合わせ

最終的には、装着できるサイズを先に確定させ、その範囲で重量、FACE、カラー、価格を比較するのが合理的です。

メーカーの最新仕様はRAYS公式製品ページで確認できます。

同じVOLK RACINGの別デザインを比較する場合は、RAYS G025のサイズ・価格・重量解説も参考になります。その他の製品はRAYSホイールのカテゴリー一覧にまとめています。

※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。仕様・価格は2026年10月確認時点のメーカー公開情報を基にしています。重量の一部は第三者による実測値であり、過去販売サイズを含みます。価格や適合条件、受注状況は変更されるため、購入前に必ずメーカーと販売店で確認してください。

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